ラクト・ジャパン【3139】 プライム(内国株式)

乳製品原料やチーズの輸入卸売、海外でのチーズ製造販売、食肉及び食肉加工品の取り扱い、アジア市場向けの乳製品販売と製造を展開。

ラクト・ジャパン【3139】 プライム(内国株式)

乳製品原料やチーズの輸入卸売、海外でのチーズ製造販売、食肉及び食肉加工品の取り扱い、アジア市場向けの乳製品販売と製造を展開。

事業内容

ラクト・ジャパンとそのグループ企業は、乳製品原料、食肉及び食肉加工品の輸入卸売業と、海外子会社を通じたチーズの製造・販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、国内子会社1社と海外子会社9社、さらに海外関連会社1社から構成され、グローバルなネットワークを有しています。

乳原料・チーズ部門では、生乳から派生する多様な原料の取り扱いに加え、一次加工を施した乳調製品も扱っており、これらはアイスクリームやヨーグルト、乳飲料など幅広い食品の原料として使用されています。同部門は、安心・安全な原料を海外から仕入れ、国内の乳製品メーカーや食品メーカーに販売しており、仕入先と販売先のニーズに応じた原料の開発や提案を行っています。

食肉食材部門では、チルドポーク、フローズンポーク、生ハム、サラミなどの食肉及び食肉加工品を取り扱っています。2004年度から始まったこの事業は、海外から安全性を重視して商品を仕入れ、国内のハム・ソーセージメーカーなどに販売しています。

アジア事業では、乳製品市場の拡大が期待されるアジア市場をターゲットに、子会社LACTO ASIA PTE.LTD.を中心に、マレーシア、タイ、中国、インドネシア、フィリピンで事業展開を行っています。この事業部門では、乳原料・チーズ部門と同様の商品を扱いつつ、シンガポール、タイ、インドネシアで業務用チーズの製造販売やナチュラルチーズの加工品の製造販売も手掛けています。

その他、米国、オーストラリア、オランダに設立された海外法人を通じて、乳製品原料や食肉及び食肉加工品の輸出入事業を行っており、2020年4月には機能性食品原料の輸入・販売を開始し、事業の多様化を図っています。ラクト・ジャパングループは、世界中の優良仕入先との信頼関係とグローバルなサプライネットワークを背景に、多様な顧客ニーズに応える商品・サービスの提供に努めています。

特集記事

経営方針

ラクト・ジャパンは、乳製品原料、食肉及び食肉加工品の輸入卸売業と、海外子会社を通じたチーズの製造・販売を主軸に事業を展開しています。同社は、新たな経営理念を公表し、長期ビジョン「LACTO VISION 2032」を策定。このビジョンに基づき、乳製品専門商社から複合型食品企業への転換、乳製品取扱高の拡大、そして酪農・畜産業発展への貢献を目指しています。

中期経営計画「NEXT-LJ 2025」では、既存ビジネスの進化とアジア事業の拡大を重点領域としています。具体的には、サプライソースの多様化による安定供給、チーズ製造販売事業の拡大、機能性食品をはじめとした新たな商材の開発に注力。また、M&Aを活用した事業拡大や、持続可能な酪農・畜産業への貢献、気候変動への適応及び環境負荷を軽減するビジネス体制の構築も計画しています。

同社は、国内外の市場動向や環境変化を踏まえ、乳製品原料の安定供給、食肉食材部門の強化、アジア市場での事業拡大を図り、新たな成長を目指しています。これらの戦略を通じて、ラクト・ジャパンは、乳製品取扱高日本一、そして世界一を目指し、ステークホルダーすべての豊かな生活の実現に貢献していく方針です。