事業内容
東京一番フーズは、飲食事業を中心に、卸売事業、養殖事業、加工事業を展開しています。これにより、水産物のサプライチェーンマネジメントを強化し、総合水産企業としての地位を確立することを目指しています。顧客との直接的な情報共有を通じて、業務改善や新しい価値の創造を推進しています。
飲食事業では、「泳ぎとらふぐ料理専門店とらふぐ亭」や「おいしい寿司と活魚料理魚の飯」、「うまい寿司と魚料理魚王KUNI」などのブランドを展開しています。これらの店舗は直営およびフランチャイズ形式で運営されており、米国ニューヨークでは「WOKUNI」ブランドでシーフードレストランを展開しています。
東京一番フーズは、主要食材である「とらふぐ」と「本まぐろ」の養殖を行い、これを自社の飲食店舗で提供しています。自社養殖魚を活用することで、垂直的統合型の優位性を活かし、顧客に高品質な商品を提供しています。また、ふぐ調理師免許を持つ職人を多数抱えており、プロの味を重視した高品質の料理を提供しています。
外販事業では、株式会社長崎ファームを通じて自社養殖魚などの活魚・鮮魚を法人・個人向けに販売しています。生産から物流・加工までの一貫した体制を整え、物流コストや鮮度、品質の課題を解決するソリューションを提供しています。特に「平戸本まぐろ 極海一番」というブランドでクロマグロの養殖を行い、飲食事業で販売しています。
特集記事
経営方針
東京一番フーズは、成長戦略として「国産高級とらふぐ」の安定供給を重視しています。長崎ファームの平戸養殖場での自社養殖数の拡大と技術向上を図り、リーズナブルな価格での提供を目指しています。また、生産者ネットワークの構築により、仕入価格の安定化を推進しています。
食材の安全性確保と情報発信も重要な戦略です。トレーサビリティシステムを開発し、食材の安全性を保証しています。さらに、6次産業化を推進し、生産地との連携を強化することで、直接仕入れルートを開発し、消費者への情報提供を強化しています。
人材育成も成長の鍵としています。店舗スタッフのサービスレベル向上を目指し、ITを活用した教育プログラムを導入しています。また、独立意欲のある社員に対しては、独立教育プログラムやのれん分け制度を実施し、新たなベンチャー企業家の輩出を支援しています。
経営情報システムの拡充も進めています。販売、仕入、トレーサビリティシステムを活用し、食材や養殖、加工コストの適正化を図っています。これにより、高品質な経営を実現し、競争力を強化しています。
さらに、東京一番フーズはSDGsへの取り組みを強化しています。養殖、卸売、加工事業において、資源保護と安定供給を重視し、持続可能な社会の実現に貢献しています。これにより、長期的な成長を目指しています。