ニューヨーク進出をしたことで連続増収した「東京一番フーズ」
東京一番フーズ

今回は「とらふぐ亭」でお馴染みの「東京一番フーズ」(証券コード:3067)について取り上げたいと思います。

日本最大級のフグ・鮮魚チェーン

東京一番フーズは日本最大級のふぐ・鮮魚チェーン店で1996年に一号店を新宿にオープンしています。その後、2006年にマザーズ上場、2015年に東証一部上場。ここ20年で大きな成長を遂げています。

それでは東京一番フーズはどのように創業されたのでしょうか。

フグ料理で関東の食文化に一石を投じる

創業者の坂本大地氏は高校生から大阪の鮮魚店で仕事をしていましたが、23歳で独立。

「東京一番フーズ」創業の歴史

坂本氏は大阪で数店舗を経営する中、「関東では根付かないと言われるフグ料理で関東の食文化を変えたい!」という想いから東京進出を果たしました。そのような大志を抱いて成功に導いた経験から現在では「坂本塾」という独立希望者を支援する制度を社内で設立。社長を100人養成する目標を立てています。

それでは東京一番フーズはどのように成長をしたのでしょうか。ビジネスモデルから見ていきたいと思います。

6次産業化のマネジメント

東京一番フーズは1次産業(養殖)、2次産業(加工・物流・外販)、3次産業(飲食)の全てを包括する6次産業化(1+2+3次産業)で安全・安心・新鮮な食材を提供するビジネスモデルとなっています。中間業者を通す必要がないためにコストがかからなく、より短い時間で食材の運送ができることが大きなメリットです。

関東圏を中心に49店舗を展開

そのシステムも功を奏して、現在では国内に49店舗(ふぐ料理44店舗、鮮魚料理5店舗)を展開する最大級のチェーン店となりました。出店戦略としては今後も需要が見込める都心部繁華街と郊外ターミナル駅周辺を中心に出店しているとのこと。

売上は右肩あがり

売上高は右肩上がりで増加していており、2018年の売上は43億円となっています。この成長にはどのような理由があるか詳しく見ていきたいと思います。


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