東洋水産【2875】 プライム(内国株式)

水産食品、海外即席麺、国内即席麺、低温食品、加工食品、冷蔵、弁当・惣菜事業を展開。

東洋水産【2875】 プライム(内国株式)

水産食品、海外即席麺、国内即席麺、低温食品、加工食品、冷蔵、弁当・惣菜事業を展開。

事業内容

東洋水産は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。具体的には、水産食品事業、海外即席麺事業、国内即席麺事業、低温食品事業、加工食品事業、冷蔵事業、そしてその他の事業があります。

水産食品事業では、国内外で水産食品の仕入れ、加工、販売を行っています。海外即席麺事業は、米国やメキシコを中心に即席麺の製造・販売を展開しており、マルチャンINC.などが活動しています。国内即席麺事業では、カップ麺や袋麺などの製造・販売を手掛けています。

低温食品事業は、蒸し焼きそばや生ラーメンなどの製造・販売を国内で行っており、ユタカフーズ㈱などが関与しています。加工食品事業では、無菌包装米飯やレトルト米飯などの製造・販売を行い、仙波糖化工業㈱などが参加しています。

冷蔵事業は、得意先から寄託された貨物の冷凍保管を主に行っており、埼北東洋㈱などが活動しています。その他の事業としては、弁当・惣菜事業があり、㈱フレッシュダイナーなどが構成されています。

これらの事業は、東洋水産及びその関連会社によって支えられており、各セグメントは相互に連携しながら事業を展開しています。

経営方針

東洋水産は、2023年から2025年にかけての3年間の中期経営計画を発表し、その中で顧客第一主義を基軸に「安全でおいしい商品」と「確実なサービス」の提供を通じて、社会に貢献し企業価値の向上を目指しています。同社は、SDGsを意識した事業展開を強化し、新たな事業領域への挑戦や社会・環境課題への取り組みを通じて、持続可能な社会づくりに貢献する方針です。

中期経営計画では、4つの基本戦略を掲げています。第一に、新たな食文化・食生活の創造を目指し、既存商品の成長促進、新商品の開発、新事業領域への挑戦を進めます。第二に、海外展開の深化を図り、米国・メキシコでのシェア改善、ブラジルでの販路拡大、インド事業の黒字化を目指します。第三に、経営基盤の強化を進め、開発力や販売経路の見直し、ガバナンス整備、人材育成、IT・AIの活用を推進します。第四に、社会課題・環境への対応を重視し、持続可能な社会の実現と企業価値の向上に努めます。

これらの戦略を通じて、東洋水産は創業100年を見据え、「5つの笑顔(お客様、社会、次世代、地球、社員)」を届ける企業グループとしての信頼と必要性を高め、将来の成長の礎を築くことを目標としています。また、2025年3月期には売上高430,000百万円、営業利益42,000百万円を目指すとしており、各セグメント別の具体的な取り組みも計画されています。