事業内容
メドレーは、医療ヘルスケア領域において多様なインターネットサービスを提供しています。同社は、医療技術の進歩と法規制やテクノロジー活用の遅れによる課題を解決するため、インターネット技術を活用し、患者と医療従事者にとって「納得できる医療」の実現を目指しています。
メドレーの事業は大きく分けて「人材プラットフォーム事業」と「医療プラットフォーム事業」に分かれています。人材プラットフォーム事業では、「ジョブメドレー」や「グッピー求人」などを通じて、医療ヘルスケア領域の人材不足や地域偏在の課題を解決しています。これらのサービスは、成果報酬型や閲覧課金型の料金体系を採用し、低コストでの人材採用を可能にしています。
医療プラットフォーム事業では、「CLINICS」や「Pharms」などのシステムを提供し、医療機関の業務効率化や患者の医療アクセス向上を支援しています。これにより、オンライン診療や服薬指導の予約、診療、会計を一貫して管理できる環境を整えています。また、医療情報提供サービス「MEDLEY」を通じて、患者やその家族が適切な医療情報を得られるようサポートしています。
さらに、メドレーは新規開発サービスとして、介護施設検索サイト「介護のほんね」や診療報酬債権のファクタリングサービスを展開しています。これらのサービスは、介護施設の情報提供や医療機関の早期資金化ニーズに応えることを目的としています。
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経営方針
メドレーは、「医療ヘルスケアの未来をつくる」というミッションのもと、医療ヘルスケア領域でのデジタルトランスフォーメーションを推進しています。同社は、インターネット技術を活用し、患者と医療従事者の双方にとって納得できる医療の実現を目指しています。
メドレーの成長戦略は、長期フリーキャッシュ・フローの最大化を重視し、売上高と売上高総利益の拡大を目指すことにあります。具体的には、顧客事業所数の増加とARPU(顧客事業所当たりの売上額)の継続的な改善に取り組んでいます。
同社は、2029年までに売上高1,000億円、EBITDA200億円を目標とする新中期経営計画を掲げています。この目標達成に向け、顧客獲得やサービス利用率の向上、プロダクトラインナップの強化に積極的な投資を行っています。
メドレーは、医療ヘルスケア領域の人材市場と医療システム市場を対象とし、低単価な人材採用システム「ジョブメドレー」を提供しています。これにより、顧客事業所数と医療従事者会員数の拡大を図っています。
また、同社はクラウド型医療システムの普及を推進し、医療機関の業務効率化と患者の負担軽減を目指しています。ジョブメドレーの顧客基盤を活用し、様々なSaaSを提供することで、医療プラットフォーム事業を展開しています。
さらに、メドレーは患者向けサービス「MEDLEY」を通じて、医療情報の利活用を促進し、患者が医療を使いこなせる未来を目指しています。これにより、医療に対する患者のハードルを下げることを目指しています。