事業内容
ファインデックスは、医療情報システム、オフィスシステムの開発・販売、およびヘルステック関連製品の提供を行う企業です。同社は、システム開発事業とヘルステック事業の2つの主要セグメントを持っています。システム開発事業では、医療情報システムとして「ClaioDashboard」や「Claio」などの統合閲覧システム、画像ファイリングシステムを提供しています。また、「C-Scan」や「DocuMaker」などのオフィスシステムも手がけ、紙やデジタル文書の管理、文書作成システムを展開しています。
ヘルステック事業では、「GAP-screener」や「GAP」などの視線分析型視野計を中心に、医療機関や健診施設向けに特化した製品を提供しています。これらの製品は、視野の計測や分析を通じて、患者の健康管理や診断支援に貢献しています。
さらに、同社は「CALM-M」のような体動センサーや、「ベビモニ」の午睡モニタリングシステム、健康管理サービス「Wellness Passport」、介護DXサービス「OwlCare」など、幅広いヘルスケアニーズに応える製品やサービスを展開しています。これらの製品は、医療機関だけでなく、一般消費者や介護施設など、さまざまな場面での健康管理やサポートに貢献しています。
ファインデックスは、医療とテクノロジーの融合により、より良い健康管理と医療サービスの提供を目指しています。同社の製品やサービスは、医療情報の効率的な管理から、患者の健康状態のモニタリング、介護支援に至るまで、幅広いニーズに対応しています。
特集記事
経営方針
ファインデックスは、中期経営計画「Vision for 2025」を通じて、2023年から2025年にかけての成長戦略を推進しています。同社は、連結売上高の20%以上の継続的な成長と経常利益率30%超を目標に掲げており、2025年12月期には売上高6,330,000千円、経常利益2,100,000千円を目指しています。特に、医療システム事業では5,320,000千円、公共ビジネスとヘルステックビジネスではそれぞれ330,000千円、680,000千円の売上高を目標としています。
ファインデックスは、経営資源の集中、高度な研究開発の促進、そしてサステナブルな社会形成への貢献を三つの主軸としています。デジタル化(DX)の不可逆的なトレンドに対応し、医療業界やパブリックセクターにおけるDX推進の需要に応えることで、事業の成長を図ります。また、サステナブルな事業活動を意識しながら、全ての人が健康的な生活を送れる社会の形成に貢献することを目指しています。
さらに、ファインデックスは、気候変動対応におけるTCFDの提言への賛同、SDGsの実現への積極的な取り組み、ESGに配慮した事業活動を通じて、豊かな社会の創造に貢献しています。2030年までにScope1、2の排出量を前年度比で4.2%削減することを目標に掲げ、脱炭素社会の実現に向けた貢献を推進しています。
このように、ファインデックスは、経営戦略としてのDX推進、サステナブルな社会への貢献、そして環境への配慮を重視しながら、中期経営計画「Vision for 2025」に基づいた成長戦略を推進しています。