事業内容
トーエル及びそのグループ会社は、主にエネルギー事業とウォーター事業を展開しています。エネルギー事業では、LPガスの卸売りと小売りを中心に、関連機器の販売、保安管理、顧客サービス業務、さらには住宅関連設備機器の販売を手掛けています。このセグメントにおけるサービスは、LPガスの販売、関連器具の販売、LPガス配管工事(外注)、LPガス充填業務、LPガス容器の再検査や管理、コールセンターや事務センターの運営管理、ホームサービスなど多岐にわたります。
ウォーター事業では、国産ピュアウォーター「アルピナ」とハワイ産ピュアウォーター「Pure Hawaiian」の製造販売を行っています。この事業セグメントでは、アルプスウォーター株式会社が国産ウォーターの製造を、トーエルが国産ウォーターとハワイ産ピュアウォーターの販売を、そしてTOELL U.S.A. CORPORATIONがハワイ産ピュアウォーターの製造を担当しています。
トーエルグループは、これらの事業を通じて、エネルギー供給と健康志向の高い水の提供という二つの重要な市場ニーズに応えています。エネルギー事業では、安全で快適な生活環境の提供を目指し、ウォーター事業では、清潔で安全な水の供給を通じて、消費者の健康と生活の質の向上に貢献しています。
経営方針
トーエル及びそのグループ会社は、エネルギー事業とウォーター事業を中心に展開しており、その成長戦略においては、ライフライン・コンシェルジュとしての役割を重視しています。同社は、「火」「水」「空気」を通じて快適な生活を提案し支えることを経営戦略の基本に置いており、「火」にはエネルギー事業、「水」にはウォーター事業、「空気」には未来への成長を育む新規事業を位置づけています。
物流戦略を事業の中心に据え、LPガスやボトルウォーターの宅配ビジネスを通じて、顧客の軒先まで直接届けるサービスを強化しています。この宅配事業においては、顧客ニーズの変化を迅速に捉え、自社配送による対面チャネルの強みを活かし、サービスの一層の充実を図っています。また、顧客基盤を関東圏に集中させることで供給密度を高め、コスト競争力の強化を目指しています。
中期3ヶ年事業計画に基づき、毎年期初には過年度の実績を反映した計画数値のレビューを実施しており、営業利益22.4億円、営業利益率8.1%を中期指標に設定しています。これにより、外的要因による影響を受けやすいエネルギー事業の不安定さに対応しつつ、持続可能な成長を目指しています。
さらに、ウォーター事業では高品質な天然原水と競争力ある価格をキーワードに、ブランディング戦略を継続し、差別化を推し進めています。また、人材の確保・育成にも力を入れ、新卒採用から通年採用まで門戸を広げ、優秀な人材の確保に努めています。
トーエルグループは、これらの戦略を通じて、エネルギー供給と健康志向の高い水の提供という市場ニーズに応え、事業基盤の拡大とサービスの充実を図っています。