ソーシャルメディア企業のTwitterが10月26日、2021年7〜9月期決算を発表した。ユーザー数、売上高ともに続伸している。
売上高は前年比37%増の12.8億ドル。2020年に一時減少した広告需要からの反動もあり、大幅な増収となった。
一方で営業損益は7.3億ドルの大赤字に転落。このうち7.7億ドル近くは訴訟に関する一時費用で、影響を排した場合には2,300万ドルの営業黒字だ。それでも前年同期(5,600万ドル)と比べ、大幅な減益である。
その背景には、CEOのジャック・ドーシーが進める大胆な成長戦略がある。Twitterは2020年から2023年までに売上を(少なくとも)倍増させるという野心的な計画を打ち出しており、そのための投資を進める。
決算報告で経営陣らは何を語ったのだろうか。決算カンファレンスコールの内容を中心に紐解き、成長戦略の進捗について確認しよう。