倉敷紡績【3106】 プライム(内国株式)

繊維事業では糸やテキスタイルの製造・販売、化成品事業では軟質ウレタンや機能樹脂製品の提供、環境メカトロニクス事業ではエレクトロニクス製品やエンジニアリングサービス、食品・サービス事業ではフリーズドライ食品の製造・販売とホテル経営、不動産事業では不動産の賃貸を展開。

倉敷紡績【3106】 プライム(内国株式)

繊維事業では糸やテキスタイルの製造・販売、化成品事業では軟質ウレタンや機能樹脂製品の提供、環境メカトロニクス事業ではエレクトロニクス製品やエンジニアリングサービス、食品・サービス事業ではフリーズドライ食品の製造・販売とホテル経営、不動産事業では不動産の賃貸を展開。

事業内容

倉敷紡績は、繊維事業、化成品事業、環境メカトロニクス事業、食品・サービス事業、不動産事業の5つの主要な事業セグメントを持つ多角的な企業です。

繊維事業では、糸やテキスタイル、繊維製品(縫製品等)の製造・販売を行っており、㈱クラボウインターナショナルや大正紡績㈱などの子会社がこのセグメントに属しています。

化成品事業は、軟質ウレタンや機能樹脂製品(機能フィルム、高機能樹脂加工品)、住宅用建材(合成木材、無機建材、硬質ウレタン)などの製造・加工・販売を手掛けており、倉敷繊維加工㈱や東名化成㈱などが関連会社です。

環境メカトロニクス事業では、エレクトロニクス(色彩・生産管理等に関する情報システム機器、検査・計測システム)の製造・販売・保守、エンジニアリング(環境・エネルギー関連の各種プラント等の設計・製作・施工・販売、バイオマス発電事業)を展開しています。倉敷機械㈱やエコー技研㈱がこのセグメントに含まれます。

食品・サービス事業は、フリーズドライ食品の製造・販売やホテル、自動車教習所等の経営を行っており、日本ジフィー食品㈱や㈱倉敷アイビースクエアが関連会社です。

不動産事業では、不動産の賃貸を主な事業としています。

これらの事業セグメントを通じて、倉敷紡績は多岐にわたる分野で事業を展開し、幅広いニーズに応える製品とサービスを提供しています。

経営方針

倉敷紡績は、経営理念「新しい価値の創造を通じてより良い未来社会づくりに貢献する」を基に、ESG経営を推進しています。同社は、ステークホルダーからの信頼と安心を得ることを目指し、サステナブルな社会の実現に貢献する商品・サービスの提供に注力しています。2022年4月からスタートした中期経営計画「Progress'24」では、「高収益事業の拡大」と「持続可能な成長に向けた基盤事業の強化」を基本方針として掲げています。この計画において、成長・注力事業の業容拡大、R&D活動の強化、SDGs達成への貢献、多様な人材の活躍推進を重点施策としています。目標数値として、2024年度に売上高1,600億円、営業利益96億円、ROE7.0%、ROA5.3%、ROIC5.6%を掲げています。

同社は、不安定な経営環境の中でも、原燃料価格の変動リスクへの対応や価格転嫁、コストダウンを進めることで、経営の安定化を図っています。また、繊維事業、化成品事業、環境メカトロニクス事業、食品・サービス事業、不動産事業という多様な事業セグメントを通じて、新商品・サービスの開発、生産効率の向上、サステナブルな素材への需要増加への対応など、幅広い分野での成長と収益力の強化に取り組んでいます。これらの取り組みは、同社が目指す「イノベーションと高収益を生み出す強い企業グループ」への変革を加速させるものです。