事業内容
事業内容
Sherwin-Williams Company(シャーウィン・ウィリアムズ)は1866年、ヘンリー・シャーウィンとエドワード・ウィリアムズによってクリーブランドに設立され、1884年にオハイオ州で法人化された。北米と南米の専門家、工業、商業、小売の顧客を対象に、塗料、コーティング剤、および関連製品の開発、製造、流通、販売を主な事業としている。カリブ海地域、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアでも事業を展開している。
Sherwin-Williamsは、主に『Sherwin-Williams Paints』ラインで知られている。消費者ブランドとしては、「ダッチボーイ」「クライロン」「デュプリカラ」「VHT(デュプリカラーの一部門)」、「ミンワックス」、「トンプソンズウォーターシール」、「プラット&ランバート」、「ホワイトライトニング」、「パーディ」、「クールシール」などの商品名で製品の製造を行っている。
2019年12月31日時点で61,111名の従業員を雇用している。
製品・サービス
Sherwin-Williamsは、アメリカグループ(「Sherwin-Williams Stores」として知られている)、コンシューマーブランドグループ、パフォーマンスコーティンググループ、管理部門の4つのセグメントで運営されている。
アメリカグループ(The Americas Group)
アメリカグループは、2019年12月31日現在、米国、カナダ、中南米、カリブ海地域にある会社経営の塗料専門店4,758店舗で構成された事業セグメントである。このセグメントの各店舗は、建築・工業用塗料の請負業者やDIY住宅所有者のニーズに応えるサービスを提供している。アメリカグループの会社が運営する店舗は、『Sherwin-Williams』をはじめとする管理ブランドの建築用塗料・コーティング剤、保護・海洋製品、OEM製品の仕上げ、および関連製品の販売を行っている。これらの製品の大部分は、コンシューマーブランドグループの製造施設で生産されたものである。さらに、ラテンアメリカ地域の店舗に加えて、アメリカグループは、北米と南米で様々な建築用塗料、コーティング剤、および関連製品の開発、ライセンス、製造、流通、販売を通じて地域の顧客の需要を満たしている。
2019年12月31日現在、米州グループは、10カ国の外国の子会社からの事業で構成されており、2019年中、このセグメントだけで62店舗の純新規出店を行い、その内訳は新規出店94店舗(米国83店舗、カナダ7店舗、南米4店舗)、閉店32店舗(米国6店舗、南米17店舗、メキシコ9店舗)となっている。2018年および2017年には、このセグメントはそれぞれ76店舗および101店舗の純新規出店を行っていた。
コンシューマーブランドグループ
コンシューマー・ブランド・グループは、ブランドおよびプライベートブランドの建築用塗料、ステイン、ワニス、工業製品、木工用仕上げ剤などを提供している事業セグメントである。製品、木材防腐剤、アプリケーター、防錆剤、エアゾール、コーキング、接着剤などを北米の小売店や販売店、およびオーストラリア、ニュージーランド、中国、ヨーロッパに販売している。 コンシューマー・ブランド・グループは、世界中のSherwin-Williamsの他の事業の新製品をサポートしている。2019年のコンシューマーブランドグループの総売上高の約57%は主に米州グループを通じて販売された。2019年12月31日現在、コンシューマー・ブランド・グループは、米国および海外6カ国の子会社(オーストラリアおよびニュージーランドの直営店を含む)で構成されており、直販スタッフが商品の販売を行っている。
パフォーマンスコーティンググループ
パフォーマンス・コーティング・グループは、木工用、一般工業用(金属・プラスチック)、自動車用などの工業用塗料を開発・販売する事業セグメントである。このセグメントでは、世界各国でリファイナッシュ、保護・船舶用コーティング、コイルコーティング、包装用コーティング、性能ベースの樹脂や着色剤のライセンスを供与している。
管理部門
主に小売業以外の目的で保有する不動産の所有・管理・賃貸を行う不動産管理部門である。