事業内容
ホリイフードサービスは、親会社である株式会社TBIホールディングスと関連会社の株式会社ホリイ物流を含むグループ企業として、和風ダイニングレストランを中心に外食産業を展開しています。同社は、北関東エリア(茨城県・栃木県・群馬県)、首都圏エリア(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)、東北エリア(福島県・宮城県・山形県)において事業を営んでおり、各地域での食文化の発展に貢献しています。
同社の事業セグメントは多岐にわたり、特色あるレストラン業態を数多く展開しています。例えば、「隠れ庵 忍家」は、上質な個室空間で新和風ダイニングを提供し、45店舗を運営。また、「ご馳走本舗 益益」は、多彩な料理を個室で楽しめる新タイプのダイニング風レストランで、3店舗を展開しています。「常陸之國 もんどころ」は、地産地消にこだわった6店舗、「牛たん うま囲」は、牛たんと美味しい食材に囲まれた楽しい食事の場を提供する4店舗を持ちます。
その他にも、「大釜もつ煮 五右衛門」では究極のもつ煮込みを、韓国料理の「焼肉とスンドゥブ チェゴ!!」では本格派のスンドゥブと焼肉を、イタリアンの「ボンジョルノ食堂」ではナポリピッツァと生ハムを、そして「博多もつ鍋 まるも」では厳選された和牛もつ鍋を提供しています。さらに、「赤から」では名物の赤から鍋とセセリ焼き、「肉寿司」では新鮮な馬肉を使った寿司、「らぁ麺 ふじ田」ではこだわりのラーメンを楽しむことができます。
これらの業態は、それぞれの特徴を活かし、顧客に多様な食体験を提供することで、ホリイフードサービスの事業の幅を広げています。
経営方針
ホリイフードサービスは、総合飲食企業として、顧客満足を最優先に掲げ、多様化するニーズに応えることを経営の根幹としています。同社は、創業の精神に則り、「それでお客様は満足か!」をスローガンに、一人でも多くの笑顔を実現することを目指しています。外食産業の成熟化が進む中、価値ある商品や感動的なサービスを提供し、地域社会に貢献することで、お客様満足度及び従業員満足度を高め、企業価値の増大を図っています。
経営上の目標達成のため、ホリイフードサービスはEBITDA(償却前営業利益)やFLA値売上高比(食材及び飲料原価、人件費、広告宣伝及び販売促進費用の比率)を重要な経営指標として採用しています。これにより、投資に対する回収状況や店舗の経費管理状況を判断し、効率的な経営を目指しています。
新型コロナウイルス感染症への対応として、ホリイフードサービスは、感染リスクからお客様と従業員を守りながら業況の改善を進めています。また、顧客満足度及び従業員満足度の向上、商品力の強化、業態構成の適正化、事業構成の多角化、人事制度・教育体制の充実、営業エリアの選定、店舗網の拡充、管理体制の確立、自然災害への対処など、多角的な成長戦略を推進しています。
特に、業態構成の適正化では、「忍家」業態を中心に店舗展開を進め、新たにラーメン業態やイタリアン業態、もつ鍋業態の展開をスタートさせています。これにより、酒類販売に過剰に依存しない食事性の高い業態の開発を進め、総合飲食企業としての地位を確立しています。また、事業構成の多角化を進め、持続可能な企業体質の強化に努めています。
これらの戦略を通じて、ホリイフードサービスは、外食産業における競争力を高め、安定的な成長基盤の構築を目指しています。