事業内容
焼肉坂井ホールディングスグループは、多岐にわたる飲食業態を展開している企業群であり、その事業内容は外食事業を中心に構成されています。同社グループには、株式会社クックイノベンチャーや株式会社ジー・コミュニケーションをはじめとする親会社、そして株式会社敦煌、株式会社タケモトフーズ、株式会社壁の穴、株式会社丸七、株式会社DBT、株式会社ジー・アクアパートナーズ、株式会社ジー・アカデミー、株式会社ふらんす亭などの連結子会社が含まれます。
外食事業においては、焼肉業態の「肉匠坂井」「焼肉屋さかい」、寿司業態の「平禄寿司」、居酒屋業態の「とりあえず吾平」「村さ来」、ファーストフード業態の「おむらいす亭」「長崎ちゃんめん」など、多様なブランドでチェーン店を展開しています。これらの店舗は、直営店のほか、フランチャイズ加盟店への商品販売も行っています。
また、連結子会社の株式会社敦煌は中華料理業態の「敦煌」やしゃぶしゃぶ業態の「しゃぶしゃぶ清水」を、株式会社タケモトフーズはフードコート「ワールドグルメジャンクション」の運営を、株式会社壁の穴はイタリアン業態「壁の穴」を、株式会社丸七は寿司・海鮮居酒屋業態「七福」を、株式会社DBTはフレンチ業態「ドミニク・ブシェ トーキョー」及び「レ・コパン ドゥ ドミニク・ブシェ」を、株式会社ジー・アクアパートナーズは四国水族館の飲食事業を、そして株式会社ふらんす亭はステーキ・カレー業態「ふらんす亭」を展開しています。
これらの事業展開を通じて、焼肉坂井ホールディングスグループは、外食業界における多様なニーズに応える幅広いサービスを提供しています。
経営方針
焼肉坂井ホールディングスは、食を通じて地域のお客様に笑顔を提供することを経営理念として掲げています。同社グループは、外食事業を中心に多岐にわたる飲食業態を展開し、幅広いサービスを提供しています。経営上の目標として、2024年3月期のEBITDA目標値を699百万円と設定し、キャッシュフローの獲得を重視しています。
同社グループは、厳しい経営環境の中で事業の拡大と収益基盤の強化を目指しています。具体的には、人材の確保や育成の強化、新規出店の積極的な推進、サービス品質の向上(QSC)、原材料の調達戦略の最適化、そして新規事業への取り組みを重点領域としています。
人材面では、焼肉業態や寿司業態などでの専門性の高い調理能力を有する人材の育成に注力し、店舗運営管理者や次世代の経営者層の育成を継続しています。また、労働環境の改善を図り、優秀な人材の定着率向上を目指しています。
新規出店に関しては、焼肉業態を主力とし、国産牛焼肉食べ放題「肉匠坂井」の出店を直営店・フランチャイズ店ともに積極的に進めています。さらに、石焼ビビンバ専門店「アンニョン」などの日常食・ファーストフード業態も第2の柱として注力しています。
サービス品質の向上では、マニュアル整備や研修の強化、メニューの定期的な更新や季節に応じたフェアメニューの提案などを通じて、顧客ニーズに応える取り組みを進めています。また、配膳ロボットの導入やキャッシュレス化の推進などにより、生産性の向上と新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に努めています。
原材料の調達では、価格高騰や供給不安への対応として、複数社・複数産地からの購買や原産地・商品の変更を積極的に行っています。新規事業への取り組みとしては、多様化するニーズや新たなライフスタイルに対応するため、既存事業の収益を維持しつつ、将来の新たな柱となる事業の開発にも引き続き積極的に取り組んでいます。