オルバヘルスケアホールディングス【2689】 スタンダード(内国株式)

グループ統括のオルバヘルスケアホールディングス、医療器材販売のカワニシやサンセイ医機、物品・情報管理のホスネット・ジャパン、介護用品のライフケアなど、多岐にわたる事業展開。

オルバヘルスケアホールディングス【2689】 スタンダード(内国株式)

グループ統括のオルバヘルスケアホールディングス、医療器材販売のカワニシやサンセイ医機、物品・情報管理のホスネット・ジャパン、介護用品のライフケアなど、多岐にわたる事業展開。

事業内容

オルバヘルスケアホールディングスは、複数の事業セグメントを通じて幅広いサービスを提供しています。同社グループは、8つの企業から構成され、それぞれが特定の分野に特化しています。

まず、オルバヘルスケアホールディングス自体は持株会社として機能し、グループ全体の管理と統括を行っています。これにより、グループの戦略的方向性を定め、各事業のシナジーを最大化しています。

医療器材事業では、カワニシ、サンセイ医機、日光医科器械、カワニシバークメド、エクソーラメディカルの5社が、医療機関向けに高品質な医療器材の販売を手掛けています。これらの企業は、医療現場のニーズに応えるため、最先端の技術を駆使した製品を提供しています。

SPD事業は、ホスネット・ジャパンが担当しており、物品・情報管理及び購買管理業務を提供しています。このサービスは、医療機関の運営効率化に貢献し、コスト削減や業務の最適化を実現します。

介護用品事業では、ライフケアが在宅介護用ベッドや用品の販売・レンタルを行っています。高齢化社会が進む中、同社は高齢者やその家族に対して、快適で安全な生活をサポートする製品やサービスを提供しています。

オルバヘルスケアホールディングスグループは、これらの事業を通じて、医療と介護の両面で社会に貢献しています。各企業の専門性を活かし、質の高いサービス提供を目指しています。

経営方針

オルバヘルスケアホールディングスは、医療と介護の分野で幅広いサービスを提供するグループ企業です。同社は、社員憲章を基に、事業のあり方、組織のあり方、メンバーのあり方を定め、SDGsの実現にも努めています。特に、「すべての人に健康と福祉を」や「ジェンダー平等を実現しよう」などの目標に注力しています。

同社は、サービスのイノベーションとグループ会社間のノウハウ共有、インフラ統合を推進し、新技術や独自のノウハウを持つ企業との連携を進めています。中期経営計画では、2023年6月期を初年度とし、2025年6月期に向けて売上高1,200億円、営業利益25億円を目標に掲げていました。この計画は、新型コロナウイルス感染症の影響が徐々に減少し、症例数が回復傾向にあることを踏まえたものです。

さらに、人的資本とデジタルトランスフォーメーション(DX)への投資を拡大し、2026年6月期には売上高1,270億円、営業利益26億円を目指しています。これには、給与ベースアップやDX投資の増加が含まれます。また、投資余力を保持するため、ROEを現状水準に保ちつつ自己資本を充実させることを重視しています。

中長期的な経営戦略としては、地域医療構想に対応し、整形外科領域や循環器領域などでのサービス提供を強化しています。また、DXによる業務の見直し、現業強化・生産性向上、SDGs推進・ESG経営、新規事業探索・育成などを中期経営計画のポイントとして掲げています。

オルバヘルスケアホールディングスは、これらの戦略を通じて、医療機関への影響を軽減し、持続可能な経営を目指しています。同社は、グループ各社に対する資金・人材・インフラ事業政策のサポートを行い、企業価値の向上に努めています。