ダイセキ環境ソリューション【1712】 スタンダード(内国株式)

汚染土壌の調査・処理や廃石膏ボードのリサイクル、古紙・一般廃棄物の処理、バイオディーゼル燃料の製造販売を行う企業。

ダイセキ環境ソリューション【1712】 スタンダード(内国株式)

汚染土壌の調査・処理や廃石膏ボードのリサイクル、古紙・一般廃棄物の処理、バイオディーゼル燃料の製造販売を行う企業。

事業内容

ダイセキ環境ソリューションは、主に汚染土壌の調査・処理事業と資源リサイクル事業を展開しています。汚染土壌の調査・処理事業では、調査計画の立案から現地調査、サンプリング、分析、そして浄化処理までを一貫して行うトータルソリューションを提供しています。

土壌汚染調査部門では、地歴調査やボーリング調査、サンプル土壌の分析を行い、調査結果に基づいた土壌処理対策を提案します。これにより、情報管理や迅速性、価格競争力で他社との差別化を図っています。

土壌汚染処理部門では、主に汚染土壌の掘削除去を行い、除去した土壌をリサイクルセンターで加工し、セメント原料として再利用します。これにより、処理費用を低減し、競争力を強化しています。

資源リサイクル事業では、廃石膏ボードを選別・破砕し、石膏粉を製造して石膏ボードメーカーに納品します。また、石膏粉を主原料とした土壌固化材も製造販売しています。この事業は、グリーンアローズ中部とグリーンアローズ九州が担当しています。

古紙・一般廃棄物処理事業では、回収した古紙を仕分け・梱包し、製紙メーカーに販売します。一般廃棄物は、可燃性と不可燃性に分けて指定の処理場まで収集運搬します。この事業は杉本商事と杉本紙業が行っています。

PCB事業では、微量PCB汚染廃電気機器の調査から撤去処分、行政対応までを一貫して行います。最終処分は外部の処理業者に委託しています。

BDF事業では、廃食油にメタノールを加えてバイオディーゼル燃料を製造販売しています。環境分析事業では、産業廃棄物や土壌の分析を行い、計量証明事業の認定を受けています。

その他、自然災害時には自治体や地元企業と連携し、災害廃棄物の処理などの復興支援業務を行っています。また、その他商品の販売も手がけています。

特集記事

経営方針

ダイセキ環境ソリューションは、環境問題の解決に向けた成長戦略を掲げています。同社は、土壌汚染対策と資源リサイクルを中心に、持続可能な未来を目指しています。特に、土壌汚染の調査から処理までを一貫して行うワンストップソリューションを提供し、ステークホルダー全員の満足を追求しています。

同社は、技術力と迅速な対応力を活かし、土壌汚染問題に取り組んでいます。特に、PFAS汚染土壌対策に注力し、社会問題の解決に貢献しています。また、資源リサイクル事業では、廃石膏ボードや古紙、ペットボトルのリサイクルを推進し、技術開発と設備投資を積極的に行っています。

ダイセキ環境ソリューションは、国内外の経営環境の変化に対応しつつ、土壌処理やリサイクル事業の実績を積み上げています。特に、国内の不動産売買や設備投資の動向に影響を受ける中、持続可能な成長を目指しています。

同社は、人材育成を重視し、法令遵守と専門知識の習得を推進しています。社内外の研修や資格取得を奨励し、コンプライアンスを強化することで、成長の基盤を築いています。また、全国に拠点を展開し、営業エリアの拡大を図っています。

資源リサイクル事業では、グリーンアローズ中部と九州が廃石膏ボードのリサイクルを担当し、杉本商事と杉本紙業が古紙や廃プラスチックの再資源化を行っています。今後もエリアを広げ、事業の拡大に注力します。

ダイセキ環境ソリューションは、多様化する環境問題に対応するため、調査・分析機能とリサイクル技術を駆使し、的確なソリューションを提供しています。これにより、事業分野の多角化を図り、企業価値の最大化を目指しています。