2068年まで拡大「とある廃材」で成長する「ダイセキ環境ソリューション」決算
土壌汚染対策などを手がける「ダイセキ環境ソリューション」が好調です。
売上高は106億円でマイナス2%の減収となっていますが、営業利益は10億円を超えて、+38.6%の増益。減収増益となり、業績予想も修正しています。
「SDGs(持続可能な開発目標)」が叫ばれる世の中で、環境関連ビジネスを展開するダイセキ環境ソリューションはどんな状況にあるのでしょうか。その決算概況について確認していきましょう。
ダイセキ環境ソリューションが展開するビジネスは、大きく3つに分けることができます。
売上の大半を占めているのが「土壌汚染調査・処理事業(土壌部門)」。3Q累計での売上は81.9億円と、前年同期からマイナス11%の減少となりました。土壌部門は、土壌調査から無害化処理までをワンストップで受注する「受託ビジネス」。
一方で、拡大しているのが「廃石膏ボードリサイクル事業」です。