アスカネット【2438】 グロース(内国株式)

遺影写真等のデジタル加工・通信出力を行うフューネラル事業、個人向け写真集製作・販売のフォトブック事業、空中結像技術を用いた空中ディスプレイ事業を展開。

アスカネット【2438】 グロース(内国株式)

遺影写真等のデジタル加工・通信出力を行うフューネラル事業、個人向け写真集製作・販売のフォトブック事業、空中結像技術を用いた空中ディスプレイ事業を展開。

事業内容

アスカネットは、フューネラル事業、フォトブック事業、そして空中ディスプレイ事業の3つの主要な事業セグメントを持つ企業です。

フューネラル事業では、葬儀葬祭関連の会社に対して、遺影写真等のデジタル加工や通信出力、メモリアルビデオの制作など、葬祭関連演出サービスを提供しています。このセグメントは、高品質な遺影写真の提供を可能にするデジタル画像処理技術や、フルリモートコントロールによるサービス提供が特徴です。

フォトブック事業では、デジタルカメラの普及やブロードバンド環境の一般化を背景に、オンデマンド写真印刷技術を用いて、個人向け写真集の製造と販売を行っています。アスカブックやマイブックなどの製品を通じて、プロフェッショナル写真市場から一般消費者まで幅広いニーズに応えています。この事業の強みは、高品質な印刷技術と、ユーザーが簡単に写真集を作成できるソフトウェアの提供にあります。

空中ディスプレイ事業は、空中結像技術を取得し、その研究、開発を行っている新しい事業セグメントです。ASKA3Dプレートという特殊なプレートを用いて、空中に映像や画像を浮かび上がらせる技術を開発しています。この技術は、サイネージや製品組込用途など、様々な分野での応用が期待されています。特に、非接触操作の需要が高まる中、この技術の市場拡大が見込まれています。

アスカネットは、これらの事業を通じて、デジタル画像処理技術を核とした多様なサービスを提供し、新しい価値を創出しています。

特集記事

経営方針

アスカネットは、デジタルテクノロジーと独自のネットワークシステムを駆使し、「未来に感動を」提供することをコーポレートメッセージに掲げています。同社は、フューネラル事業、フォトブック事業、空中ディスプレイ事業の3つの主要セグメントを通じて、革新的なビジネスモデルの模索と新しい表現方法の創造に挑戦しています。

フューネラル事業では、遺影写真加工やITサービス「tsunagoo」の提供を通じて、葬儀社の新たな収益機会の創出と業務効率化を目指しています。また、AIやテレワークへの対応など、最新技術の導入にも力を入れています。

フォトブック事業では、高品質な写真印刷技術と製品開発力を背景に、プロフェッショナル写真家向けの「アスカブック」や一般消費者向けの「マイブック」を通じて、新しい写真文化の浸透を図っています。OEM供給の拡大や生産効率の向上も進めています。

空中ディスプレイ事業では、空中結像技術「ASKA3Dプレート」を用いた新しい表現方法の確立を目指し、サイネージ用途や製品組込用途への応用を進めています。非接触操作の需要増加を背景に、国内外での販売活動の加速化や量産技術の内製化に取り組んでいます。

アスカネットは、これらの事業戦略を通じて、IT化やネットワーク化の進展、新型コロナウイルス感染症の影響など、変化する事業環境に適応しながら、安定的な成長と利益の獲得を目指しています。また、スタートアップ企業との提携による新ビジネスの創出や、xRや3D分野への進出も視野に入れています。