事業内容
鉄人化計画株式会社とそのグループ企業は、複数の事業セグメントを展開しています。主力事業はカラオケルーム運営で、首都圏を中心に「カラオケの鉄人」ブランドで店舗を展開しています。この事業では、楽曲数の最大化と顧客を楽しませることを目指し、独自の「鉄人システム」を用いたコンテンツや演出を提供しています。
飲食事業では、「直久」ブランドのラーメン事業を中心に、直営店舗やフランチャイズ店舗、小売流通事業者への販売を行っています。また、「京都勝牛」や「赤から」といったブランドで飲食業を運営し、カラオケと飲食の複合業態店舗も展開しています。
美容事業では、首都圏で「Bianca」ブランド、中京地区で「Rich to」ブランドのもと、まつ毛エクステやネイルサロンを運営しています。
メディア・コンテンツ企画事業では、携帯電話用モバイルコンテンツの制作・販売・配信を行っており、着信メロディや着うた®などを提供しています。
その他の事業として、アニメやゲームのコンテンツフォルダーとのコラボレーション事業や、eスポーツ事業「TZ GAME Labs」を展開しています。これらの事業を通じて、鉄人化計画グループは多角的なビジネスモデルを構築し、様々な顧客ニーズに応えています。
経営方針
鉄人化計画株式会社は、経営環境の変化に迅速かつ適切に対応することを目指し、遊びの本質を追求することで物心両面において国民の文化的生活に貢献するという経営方針を掲げています。同社は、「豊かな発想と挑戦」を企業理念とし、事業を通じて豊かな社会の実現を目指しています。従業員に対しては、夢と希望を持って働ける職場環境の実現を約束し、先端技術やサービスの積極的な導入を通じて、魅力ある企業であり続けることを目指しています。
新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を受け、特に主力事業であるカラオケルーム運営事業では客数の減少により売上が著しく減少しました。しかし、経済活動の正常化に伴い、飲食事業や美容事業では回復傾向が見られます。同社は、カラオケルーム運営事業においてはコスト削減と効率的な店舗運営、コンテンツとのコラボレーション企画の推進により収益拡大を図り、飲食事業では新規出店による事業収益の拡大を目指しています。美容事業では、第二の主力事業として積極的な出店と人財採用、技術教育の強化を進めています。
財務面では、長期化した業績悪化により運転資金が厳しい状況にありますが、経営環境の回復傾向を踏まえ、運転資金の調達や自己資本の増強を検討しています。また、有利子負債と財務指標に重点を置いた事業運営を続け、2024年3月に返済期日を迎えるタームローン契約については、取引金融機関との協議を進めています。
鉄人化計画グループは、カラオケルーム運営事業をはじめとする複数の事業セグメントを通じて、多角的なビジネスモデルを構築し、様々な顧客ニーズに応えることで、業績回復と成長を目指しています。