事業内容
アイ・エス・ビーは、情報サービス事業とセキュリティシステム事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。情報サービス事業では、ソフトウェア開発やフィールドサービス、その他のサービスを提供しています。具体的には、車載、医療、産業機器、モバイル、情報家電などの組込み/制御ソフトウェアの開発と検証を行っています。また、基幹システムや情報システム、流通、金融、公共ソリューションにおけるソフトウェア開発も手がけています。
フィールドサービスでは、データセンターサービス(ハウジング、ホスティング)やクラウドインフラの構築、運用設計、運用保守サービスを提供しています。さらに、システムオペレーションサービスも行っています。その他のサービスとしては、業務用パッケージや医療・通信系ソリューションの開発・販売、関連機器の販売を行っています。
セキュリティシステム事業では、出入管理システム、電気錠、テンキーなどの開発、販売、保守を行っています。この事業は、株式会社アートとアートサービス株式会社が担当しています。これらの事業を通じて、アイ・エス・ビーは多様なニーズに応えるソリューションを提供しています。
経営方針
アイ・エス・ビーは、持続可能な成長を目指し、2026年までの中期経営計画を推進しています。この計画では、売上高380億円、営業利益30億円、成長投資37億円を目標に掲げています。これにより、企業価値の持続的向上を図り、未来への成長を実現することを目指しています。
同社は、経営環境の変化に対応しつつ、事業基盤の強化を図っています。特に、技術力と多様な人材を活かし、新たな成長を追求しています。これにより、持続的成長のための基盤づくりを進め、採用・教育、社内システム改善、広報・IRの強化に取り組んでいます。
アイ・エス・ビーは、三つの重点戦略を掲げています。まず、人事戦略では、従業員のワークライフバランスを重視し、処遇改善や教育制度の充実を図ります。これにより、従業員のスキルとモチベーションを向上させ、エンゲージメントを高めます。
次に、情報サービス事業戦略では、事業基盤の拡大と収益確保を目指します。グループシナジーを活かし、受託開発やSESビジネスの品質と生産性を向上させます。また、ソリューション事業の拡大を図り、高収益化を目指します。
最後に、セキュリティシステム事業戦略では、出入管理システムの営業強化と技術革新を推進します。新たなビジネスモデルとしてリカーリングビジネスを展開し、事業ポートフォリオを充実させることで、収益性の向上を図ります。