事業内容
青山財産ネットワークスは、個人資産家や企業オーナーに対して財産承継、事業承継、財産運用などのコンサルティングを提供する企業です。同社は、連結子会社14社と関連会社2社を含むグループで構成され、主に財産コンサルティング業務を展開しています。
同社の事業は、財産コンサルティング事業という単一のセグメントで構成されています。売上は主に「財産コンサルティング」と「不動産取引」の2つに分類されます。財産コンサルティングでは、個人資産家への財産承継や企業オーナーへの事業承継の支援を行っています。
財産承継では、相続対策や不動産の有効活用、遺言書作成、信託の活用などを通じて、相続税の納税や遺産分割の円滑化を支援します。また、事業承継では、後継者決定支援やM&A支援、事業承継ファンドを活用したコンサルティングを提供しています。
さらに、青山財産ネットワークスは、ADVANTAGE CLUBやプライベート任意組合を通じた商品開発を行い、財産運用や管理のコンサルティングを提供しています。不動産取引では、顧客の資産運用ニーズに応じた不動産の仕入れや販売を行い、高付加価値物件として提供しています。
不動産共同所有システム「ADVANTAGE CLUB」は、不動産特定共同事業法に基づく小口化商品で、投資家が任意組合契約を通じて事業用不動産を取得し、その賃貸運用収益を配当として分配する仕組みです。青山財産ネットワークスは、任意組合の組成や投資家の募集、物件取得などを担当しています。
経営方針
青山財産ネットワークスは、財産承継や事業承継、財産運用を通じて顧客の幸せに貢献することを経営目的としています。個人資産家や企業オーナーを取り巻く環境の変化に対応し、財産コンサルティングのニーズが増大している中、同社は「財産のことなら青山財産ネットワークス」をビジョンに掲げています。
同社は2022年からの3年間を「拡大成長期」と位置付け、第三次中期経営計画を策定しました。この計画では、戦略的個別サービスと総合財産コンサルティングサービスの両輪で顧客サービスの品質向上と量的拡大を目指しています。金融機関との連携を強化し、新規顧客の獲得を推進しています。
また、スマートフォンやオンラインツールを活用した財産コンサルティングサービスの標準化を進めています。2024年4月にはDX推進室を設置し、コンサルティングノウハウのデータ化を行い、業務の標準化と人材育成を図っています。
さらに、青山財産ネットワークスは「人間力」の高いコンサルティング集団を目指しています。誠実さや利他心を持つ人材の育成に注力し、社員が社会貢献活動を通じて人間力を高める取り組みを行っています。
社会貢献活動にも積極的に取り組んでおり、収益の一部を寄付するなど、社会に役立つ活動を継続しています。2024年度には、ペット共生社会の実現やこども食堂支援、地域清掃などの活動を通じて、社会課題の解決に貢献しています。