事業内容
学情は、大学や短大を卒業した新卒者、第二新卒者、そして20代の転職希望者に向けた企業PR・情報提供サービスや採用コンサルティング、人材紹介・人材派遣業務を展開しています。同社の事業は主に「中途採用集合品」「新卒採用集合品」「新卒採用個別品」の3つのセグメントに分かれており、特に中途採用市場の拡大に伴い、「中途採用集合品」のサービス強化に注力しています。
中途採用向けには、20代の転職者を対象としたインターネット転職情報サイト「Re就活」や、ITエンジニア経験者向けの「Re就活テック」、合同企業セミナー「転職博」、エージェントサービス「Re就活エージェント」などを提供。これらのサービスを通じて、企業と転職希望者のマッチングを促進しています。
新卒採用市場においては、「あさがくナビ(朝日学情ナビ)」というインターネット就職情報サイトや、「就職博」という合同企業セミナーを通じて、企業と学生の出会いを創出。さらに、「新卒採用個別品」として、ダイレクトメールの制作・発送代行、セミナー参加希望者の電話受付、学生の選考途中情報管理など、企業のニーズに応じた採用アウトソーシング業務を提供しています。
また、学情は公的機関からの雇用対策事業の受託も行っており、幅広い採用支援サービスを展開していることが特徴です。これらの事業を通じて、学情は企業と求職者の架け橋となり、効果的な人材マッチングを支援しています。
特集記事
経営方針
学情は、新卒者や第二新卒者、20代の転職希望者に特化した人材サービスを提供する企業です。同社は、「つくるのは、未来の選択肢」というパーパスのもと、若手社会人や学生のキャリア形成を支援し、次世代の活躍をサポートしています。終身雇用の概念が薄れる中、特に「セカンドキャリア」の実現を通じて、個人の可能性の拡がりと社会への参画を促しています。
中期経営計画(2024年10月期~2026年10月期)では、経常利益を中心に企業価値の向上を目指し、特に経験者採用市場での成長強化を重点施策としています。年率30%の売上成長を目標に、人的資本・人員拡大、生産性向上、新規事業開発の3つの戦略を推進しています。2026年10月期には従業員500人体制を目指し、デジタルを活用した生産性の向上や、専門人材の採用を含めた人員拡大を図ります。また、マーケティング・営業プロセスの分業・連携強化や、業界または職種に特化したサービスの開発を通じて、社会課題の解決と収益の拡大を目指します。
経営環境としては、国内人材ビジネス市場の拡大と、若手人材の転職市場の成長が見込まれています。これに伴い、経験者採用領域の基幹サービス「Re就活」の成長強化、個人情報保護体制の継続的な強化、組織体制の強化が経営上の重要課題とされています。学情は、これらの戦略と施策を通じて、企業と求職者のマッチングを促進し、日本経済の活力向上に貢献していく方針です。