壱番屋【7630】 プライム(内国株式)

カレーハウスCoCo壱番屋を中心に、国内外で飲食店の直営・FC展開、食材・消耗品・店舗設備の販売、商標貸し出しを行う。

壱番屋【7630】 プライム(内国株式)

カレーハウスCoCo壱番屋を中心に、国内外で飲食店の直営・FC展開、食材・消耗品・店舗設備の販売、商標貸し出しを行う。

事業内容

壱番屋グループは、カレーハウスCoCo壱番屋を中心に、国内外で飲食店を展開している企業です。国内では直営店とフランチャイズ加盟店(FC店)に分かれており、FC店に対しては店舗経営の指導や食材、消耗品、店舗設備などの商製品の販売を行っています。また、食品メーカーへの商標の貸し出しも手掛けています。海外では連結子会社、関連会社、その他の現地法人を通じて店舗展開を行い、商製品販売やロイヤルティ収入を得ています。

壱番屋はハウス食品グループ本社株式会社の子会社であり、ハウス食品グループ本社は壱番屋の株式を51.0%保有しています。事業内容は単一セグメントであり、売上構成比率は直営店売上が31.2%、製品(ポークソース・ロースカツ等)が25.3%、商品(レジ前商品等)が5.9%、その他(宅配手数料等)が0.0%、FC向け売上が65.7%となっています。

国内業態別の店舗数は、CoCo壱番屋が直営店111店、FC店1,104店、合計1,215店。パスタ・デ・ココが直営店3店、FC店25店、合計28店。大黒屋が直営店2店、その他が直営店2店で、全業態の合計が直営店118店、FC店1,129店、総合計1,247店となっています。これにより、壱番屋グループは幅広い飲食業態で事業を展開し、国内外での成長を目指しています。

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経営方針

壱番屋グループは、2030年までの長期ビジョン「壱番屋長期ビジョン2030」を策定し、その中で「わくわくで未来をつくる」をメインテーマに掲げています。同社は、すべての役職員が挑戦を続けることで個人も企業も成長し、豊かな未来を創造することを目指しています。このビジョンに基づき、2022年2月期から2024年2月期までの第7次中期経営計画を策定し、最終年度の業績目標を設定しています。この計画では、店舗の魅力を高めることや新しい挑戦を含む10の重点項目に具体的な施策を定め、着実な成長を目指しています。

経営戦略として、国内のCoCo壱番屋事業を成長エンジンと位置づけ、売上高の増加を目指しています。これには、1店舗当たりの売上高と店舗数の両方を増加させる戦略が含まれます。また、フランチャイズ加盟店とのWIN-WINの関係を維持・発展させることで、活力ある外食チェーンを構築することを目指しています。

海外事業では、「ニコ・キビ・ハキ」を共通語として、CoCo壱番屋を中心に海外展開を推進しています。特にアジアと北米を中心に店舗網の拡大を図り、グローバルな店舗展開を進めています。

国内他業態では、パスタ・デ・ココの売上強化に注力し、フランチャイズ加盟店を中心に展開を進めています。さらに、新たな業態開発にも積極的に取り組み、M&Aを活用する方針です。

経営環境としては、コロナ禍の影響から経済活動は回復傾向にあるものの、物価上昇やコスト上昇の影響を受けています。このような状況の中、壱番屋グループは、企業価値の持続的な向上を目指し、QSCの向上や人材育成、新しい挑戦と現状の変革に取り組んでいます。