ファナック【6954】 プライム(内国株式)

FA、ロボット、ロボマシンの技術を駆使し、CNCシステム、レーザ、ロボドリルなどの開発・販売を展開。

ファナック【6954】 プライム(内国株式)

FA、ロボット、ロボマシンの技術を駆使し、CNCシステム、レーザ、ロボドリルなどの開発・販売を展開。

事業内容

ファナックは、ファクトリーオートメーション(FA)の総合的なサプライヤーとして、幅広い事業を展開しています。同社の主要事業は、CNCシステム(コンピュータ数値制御とサーボモータ)、レーザー、ロボット(ロボットシステムを含む)、ロボマシン(ロボドリル、ロボショット、ロボカット)など、CNCシステム技術を基盤とした製品の開発、製造、販売及び保守サービスにあります。

ファナックは単一セグメントで事業を行っていますが、その商品部門はFA部門、ロボット部門、ロボマシン部門に大別されます。FA部門では、CNCシステムやレーザーが主要商品であり、ロボット部門ではロボット及びロボットシステムが、ロボマシン部門ではロボドリル(小型切削加工機)、ロボショット(電動射出成形機)、ロボカット(ワイヤ放電加工機)がそれぞれ主要商品となっています。

これらの製品は、ファナック本社のほか、FANUC America Corporation、FANUC Europe Corporation、KOREA FANUC CORPORATION、TAIWAN FANUC CORPORATION、FANUC INDIA PRIVATE LIMITEDなど、世界各地の関連会社を通じて提供されています。これにより、ファナックはグローバルにおける生産システムの自動化に貢献しています。

以上の事業内容から、ファナックは製造業の効率化と高度化を支える重要な役割を担っていることがわかります。同社の提供する技術とサービスは、産業の自動化と生産性向上に不可欠なものとなっています。

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経営方針

ファナックは、工場の自動化を追求し続ける企業として、その成長戦略において、FA(ファクトリーオートメーション)、ロボット、ロボマシンの三つの主要事業を核としています。同社は、CNCシステム技術を基盤に、これらの事業を通じて製造業の効率化と高度化を支える役割を担っています。特に、IoTやAI技術を積極的に取り入れることで、顧客がファナックの製品をより効率的に利用できるように取り組んでいます。

経営環境の変化に対応するため、ファナックは長期的な視点を持ち、競争力のある製品開発と市場投入に注力しています。これには、研究開発投資の積極的な実施が含まれます。また、「one FANUC」という合言葉のもと、FA、ロボット、ロボマシンが一体となったトータルソリューションの提供を強化しています。

同社は、製品の「壊れない」「壊れる前に知らせる」「壊れてもすぐ直せる」を目指し、顧客の工場におけるダウンタイムの最小化と稼働率の向上を図っています。さらに、熟練労働者の確保が難しい状況に対応するため、使いやすさを重視した製品開発にも取り組んでいます。

グローバルな視点から、ファナックは生産拠点やサービス拠点の複数化、部品調達先の複数化、適切な部品在庫の保有など、サプライチェーンの強化にも努めています。これらの施策を通じて、顧客への安心と信頼を高め、激しい環境変化に適応することで、永続的な企業を目指しています。

人材が最重要であるとの観点から、ファナックは社員が働きやすい職場の実現やモチベーションの向上、人的資本への投資を重視しています。また、SDGsの達成に貢献することや、感染症対策を最優先としながら、商品供給とサービス活動の継続を図っています。