事業内容
地盤ネットホールディングス及びそのグループ企業は、主に3つの事業セグメントに分かれています。これらは地盤事業、BIM Solution事業、そしてJIBANGOO事業です。
地盤事業では、住宅建築における地盤調査や地盤改良の必要性を判断するサービスを提供しています。具体的には、地盤解析サービスや地盤調査サービスを行い、地盤の強度や沈下の可能性を分析。これに基づき、適正な住宅基礎仕様を判定し、地盤品質証明書を発行しています。また、地盤安心住宅®システムや地盤セカンドオピニオン®といったサービスを通じて、住宅の地盤に関する安全性を高めています。さらに、部分転圧工事サービスを提供し、局所的な軟弱地盤を改良することで、環境に優しくコストを抑えた地盤改良を実現しています。
BIM Solution事業では、建築情報モデリング(BIM)を活用したサービスを展開しています。これには、BIMを用いたモデリング業務、3Dパース(完成予想図)、ウォークスルー動画やVRなどのBIMデータの作成・提供が含まれます。これらのサービスにより、建築プロジェクトの計画や設計、施工管理の効率化、精度の向上を支援しています。
JIBANGOO事業では、住宅の新築や増改築の設計、施工から不動産の販売までを手掛けています。この事業を通じて、住宅建築プロジェクトのトータルサポートを行い、顧客の多様なニーズに応えています。
地盤ネットホールディングスグループは、これらの事業を通じて、住宅建築における地盤の安全性確保、建築プロジェクトの効率化と品質向上、そして住宅の設計から販売までの一貫したサービス提供を実現しています。
経営方針
地盤ネットホールディングスは、生活者の不利益解消を経営理念とし、住生活エージェントとしての役割を果たすことで、安心で豊かな暮らしの創造を目指しています。同社は、専門的な知識を持たない生活者に対し、公正な立場から高度な知見をもとにした商品やサービスの開発・提供に努めています。企業価値の向上には、ステークホルダーとの良好な関係構築、企業倫理とコンプライアンスの徹底、コーポレート・ガバナンスの強化が不可欠です。
成長性と収益性の向上を目指し、売上高伸び率と売上高営業利益率を重視しています。また、自己資本利益率(ROE)を経営指標として採用し、株主資本コストを意識した経営を推進しています。
同社は、BIMサービス事業の拡大と組織体制の強化を新たな成長戦略として位置づけています。これには、新築住宅建築における地盤調査の普及活動や、BIMによる建築・設計業務の提供拡大が含まれます。また、自然災害へのリスク対応や、IT化の進展に伴うシステム開発とデータ活用も重要な課題としています。
地盤ネットホールディングスは、これらの戦略を通じて、住宅市場における地盤の安全性確保、建築プロジェクトの効率化と品質向上、そして住宅の設計から販売までの一貫したサービス提供を目指しています。同社の取り組みは、持続可能な事業発展と企業価値の向上に寄与することが期待されます。