事業内容
勤次郎は、主に「HRM事業」と「不動産賃貸事業」の2つの事業セグメントを展開しています。HRM事業では、就業・人事・給与管理システムや健康管理システムの開発・販売を行い、クラウドサービスやコンサルサポートも提供しています。不動産賃貸事業では、オフィス用賃貸物件の提供を行っています。
HRM事業は、クラウド事業とオンプレミス事業に分かれています。クラウド事業では、勤次郎シリーズの「Universal 勤次郎 就業・勤怠管理」や「Universal 勤次郎 健康管理」などを提供し、企業の働き方改革や健康経営を支援しています。オンプレミス事業では、同様のソフトウェアを企業の設備にインストールして提供しています。
勤次郎のクラウドサービスは、企業のニーズに応じた月額料金方式で提供され、サーバーの初期コストや保有コストを削減します。これにより、中堅中小企業でも「Universal 勤次郎」シリーズの機能を利用可能です。また、クラウドサービスの解約率は低く、継続的な収益を得ることができています。
不動産賃貸事業では、勤次郎が所有するビルの空きフロアをオフィス用賃貸物件として提供しています。この事業は、スペースの有効活用を基本方針としており、安定した収益源となっています。勤次郎は、これらの事業を通じて、企業の労働生産性向上や社会の持続的発展に貢献しています。
特集記事
経営方針
勤次郎は、成長戦略として「CSR&イノベーション」を掲げ、HRMプラットフォームを通じたクラウドサービス事業を推進しています。特に、働き方改革と健康経営を支援することで、社会の持続的発展に貢献することを目指しています。顧客満足度の向上を最優先に、ソフトウェアパッケージの製造・販売とクラウドサービスの提供を通じて、顧客企業のニーズに応えています。
同社は、中長期的な経営戦略として、クラウド事業を成長のドライバーとし、リカーリングレベニューの拡大を図っています。具体的には、「Universal 勤次郎 健康管理」の機能強化を通じて新規顧客を獲得し、ビッグデータとAIを活用した新製品・サービスの開発を進めています。また、オンプレミス契約顧客のクラウド移行を促進し、顧客満足度の向上による低解約率の維持を目指しています。
さらに、勤次郎は、労働市場の変化に対応し、健康経営の推進を重視しています。少子高齢化による労働人口の減少に対処するため、女性労働者や外国人労働者の活用を視野に入れた労務管理の強化が求められています。これに対し、同社は「Universal 勤次郎」を中核としたクラウドサービスを進化させ、企業の労働生産性とワーク・エンゲイジメントの向上を支援しています。
勤次郎は、優秀な人材の確保と育成を最重要課題とし、従業員のワーク・エンゲイジメント向上を図っています。「勤次郎元気プロジェクト」や「勤次郎チャレンジ制度」を通じて、従業員の健康増進と能動的な働き方を促進しています。これにより、労働生産性の向上を目指し、企業の持続的成長を支える基盤を強化しています。