事業内容
BASEは、「Payment to the People, Power to the People.」をミッションに掲げ、ネットショップ作成サービス、購入者向けショッピングサービス、オンライン決済サービス、資金調達サービス、越境ECサービスを展開しています。BASEは、ネットショップ作成サービス「BASE」と購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を提供し、ショップオーナー向けに資金調達サービス「YELL BANK」を展開しています。
BASEの子会社であるPAY株式会社は、オンライン決済サービス「PAY.JP」を提供しています。これは、クレジットカード決済を簡単に導入できるサービスで、個人や法人の開発者が利用しやすい設計となっています。2024年8月に子会社化したwant.jp株式会社は、日本のEC運営者が世界中のローカルな販売網にアクセスしやすくする越境ECサービスを提供しています。
BASEのネットショップ作成サービス「BASE」は、専門的な技術がなくても簡単にデザイン性の高いネットショップを作成できる機能を提供しています。また、独自の決済システム「BASEかんたん決済」を導入し、ショップ開設から決済機能の導入までをワンストップで提供しています。これにより、ネットショップの開設や運営が容易になっています。
「BASE」では、月額無料プランと月額有料プランを提供しており、成長意欲の高いショップは有料プランを利用することでランニングコストを抑えることができます。また、拡張機能「BASE Apps」を利用することで、ショップの機能を簡単に拡充することが可能です。これにより、ショップの成長に伴う多様なニーズに対応できます。
「Pay ID」は、「BASE」で開設されたすべてのショップで使える購入者向けのショッピングサービスです。ID決済機能とモバイルアプリを通じて、オンラインでの購入を簡単に行えるようにし、ショップと購入者の関係構築をサポートしています。これにより、ショッピング体験を向上させ、付加価値を提供しています。
「PAY.JP」は、Webサービスやネットショップにクレジットカード決済を簡単に導入できるオンライン決済サービスです。シンプルな料金体系と簡単な組込みが特徴で、セキュリティ面でも高い基準を満たしています。これにより、オンライン決済の導入が容易になり、経済活動の活性化を支援しています。
「YELL BANK」は、「BASE」を利用するショップオーナーに対し、将来発生する債権を買い取ることで事業資金を提供するサービスです。これにより、ショップの成長をサポートし、資金調達の機会を提供しています。また、2024年6月からは「PAY.JP」の加盟店向けにも同様のサービスを展開しています。
want.jp事業は、日本のEC運営者が世界中のローカルな販売網にアクセスしやすくする越境ECサービスを提供しています。データに基づくグローバルサプライチェーンを構築し、独自のプライシング機能やロジスティクス機能を提供することで、海外向け販売を強化したい日本のEC運営者をサポートしています。
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経営方針
BASEは、「Payment to the People, Power to the People.」をミッションに掲げ、個人やスモールチーム、スタートアップ企業を支援することを目指しています。具体的には、ネットショップ作成サービス「BASE」や購入者向けショッピングサービス「Pay ID」、オンライン決済サービス「PAY.JP」、資金調達サービス「YELL BANK」、越境ECサービスを展開しています。
BASEの成長戦略は、既存プロダクトの成長とシナジー創出を最優先にしつつ、積極的なM&Aや提携を通じて非連続な成長を目指すことです。特に、BASE事業ではGMV(流通総額)の成長とテイクレートの向上を両立させることで、収益基盤を強化しています。
「BASE」では、月額有料プランの導入や新規ショップ開設の促進を通じて、長期的な成長を図っています。また、「Pay ID」の機能拡充により、ショッピングアプリの収益化を進め、テイクレートの改善を目指しています。さらに、want.jpとの共同開発により、越境EC機能の提供を強化しています。
「PAY.JP」事業では、開発者にとって使いやすいプロダクトを提供し、料金体系の適正化や原価率の改善を図っています。これにより、強力なGMV成長と売上総利益率の向上を目指しています。また、「YELL BANK」サービスを「PAY.JP」の加盟店向けにも展開し、資金調達の機会を広げています。
BASEは、Eストアー社のM&Aを通じて、シナジー創出とテイクレートの向上を図っています。これにより、グループ全体の価値創造を最大化し、非連続な成長を実現することを目指しています。