決済サービスのPAY.JPが牽引する「BASE」二つの軸で成長戦略を展開
BASE

ECプラットフォームなどを手がけるBASEが、2024年に入ってから黒字基調で推移している。

とりわけ目覚ましいのが、決済プラットフォーム『PAY.JP』の躍進だ。コア事業『BASE』の流通総額(GMV)成長率は依然10%に満たないが、PAY.JPは52%増。金額ベースでもBASEを上回っている。

BASEはコロナ禍で急拡大した後、成長率の低迷にあえいだ。一時は3,000億円にも迫った時価総額は、現在は259億円。ここにきて、長く仕込んでいた成長のための打ち手が実を結びはじめている。

現在のBASEは「対象顧客の拡大」「付加価値の向上」という二つの軸で成長戦略を展開。このうちPAY.JPは前者に該当する。さらに足元では、後者に属するサービスも急拡大。今回の記事では、BASEの現況をグラフとともに紹介する。

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