トスネット【4754】 スタンダード(内国株式)

The company specializes in traffic guidance and security services.

トスネット【4754】 スタンダード(内国株式)

The company specializes in traffic guidance and security services.

事業内容

トスネットは、主に警備業を中心とした事業を展開しています。宮城県公安委員会から認定を受け、交通誘導警備を主力としています。トスネットグループは、18社の連結子会社を持ち、各種警備サービスを提供しています。

警備事業には、交通誘導警備、施設警備、列車見張り警備の3つの主要なセグメントがあります。交通誘導警備では、建築現場やショッピングセンターでの車両や歩行者の安全管理を行い、事故防止に努めています。また、雑踏警備も行い、大規模なイベントでの安全を確保しています。

施設警備では、オフィスビルや工場での出入管理や防犯、防災管理を行います。常駐警備や巡回警備など、さまざまな形態で施設の安全を守ります。トスネットは、この分野の拡大を目指しています。

列車見張り警備は、JRや私鉄の路線での作業現場の安全を確保するためのサービスです。列車の進行を監視し、作業員の安全を守ります。トスネットは、この分野にも注力しています。

ビルメンテナンス事業では、子会社のビルキャストがビルの清掃や労働者派遣を行っています。メーリングサービス事業では、メーリングジャパンがメール便の発送取次や販促品の梱包・発送を担当しています。

電源供給事業では、I・C・Cインターナショナルがイベントやコンサートでの仮設電源の提供を行っています。テレビ局の中継のバックアップなど、さまざまな電源需要に対応しています。

経営方針

トスネットは、警備業を中心に事業を展開し、「トータルセキュリティネットワークの構築」を基本方針としています。警備事業を通じて「安心・安全」を提供し、高付加価値営業を推進することで高い収益性を目指しています。また、社員の教育にも力を入れ、企業価値の創造と拡大を図っています。

同社は、2021年から2027年までの6年間を重要な成長期間と位置付け、中期経営計画「VISION for 50」を推進しています。この計画では、コア事業の拡大と強固な事業基盤の構築を目指し、デジタル・トランスフォーメーション(DX)や営業手法の革新を進めています。

トスネットは、M&Aやエリア戦略を通じて規模の拡大を追求しています。特に、警備事業の相乗効果を生む案件に積極的に対応し、2024年には2社のM&Aを実現しました。また、空白地域への拠点拡大やロードスタッフ業務の販売体制強化も進めています。

同社は、警備品質の向上を重視し、資格保持者の増加を目指しています。全警備職の8割が資格保持者となる体制を構築し、競争力を高める方針です。また、法令遵守を徹底し、コンプライアンス意識の向上にも努めています。

トスネットは、持続的な成長を遂行するため、財務基盤の強化にも注力しています。トータルセキュリティネットワークの進化を図り、本業の収益力を高めることで、安定した経営を実現しようとしています。