事業内容
テモナは、2008年10月に設立され、受託開発事業を開始しました。主にECサイトの制作を手がけ、定期通販のビジネスモデルに着目し、「たまごカート(現たまごリピート)」を開発しました。2009年9月にこのサービスを開始し、以降、電子商取引(EC)市場でEC事業者支援サービスを提供しています。
2018年4月には、より大規模なEC事業者向けに「たまごリピートNext(現サブスクストア)」を開始しました。これにより、サブスクリプションビジネスの市場を活性化し、サブスクリプション企業としての地位を確立するためのマーケティング活動を強化しています。
2019年4月には、「たまごリピートNext」を「サブスクストア」に名称変更し、BtoB事業者向けの「サブスクストアB2B」を開始しました。さらに、2020年2月には、リアル店舗向けの「サブスクアット」を展開し、ターゲット市場を拡大しています。
テモナの事業は、EC事業者向けのサブスクリプションビジネスに特化したEC支援事業と、システム開発の受託サービスやシステムエンジニアリングサービスを提供するエンジニアリング事業の2つのセグメントで構成されています。
EC支援事業では、「サブスクストア」「たまごリピート」「サブスクストアB2B」「サブスクアット」の4つのシステムを提供しています。これらのサービスは、サブスクリプションビジネスを支援し、EC事業者の販売促進や顧客管理を効率化するための機能を備えています。
特集記事
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【2018年総集編⑤】ラクスからサイボウズ、チームスピリットまで!SaaS関連の上場企業10社まとめ
サブスクリプション・コマースに特化!EC事業者向けに定期通販システムを提供、着実な成長を続ける「テモナ」
経営方針
テモナは、「サブスクで世の中を豊かに」を掲げ、サブスクリプションビジネスの普及を目指しています。同社は「サブスクストア」や「たまごリピート」などのサービスを提供し、サブスクリプションビジネスの成功を支援する総合企業を目指しています。
国内の電子商取引市場は成長を続けており、テモナはこの環境を活かし、安定した収益を確保するためにサブスクリプションビジネスを総合的に支援しています。既存サービスの機能強化や販売促進、コスト構造の見直し、生産性の改善に取り組んでいます。
テモナは、売上高や営業利益、経常利益を重視し、事業拡大と企業価値向上を目指しています。具体的な目標として、1人当たり売上高20,000千円、売上高営業利益率20%を掲げています。
同社は、既存領域での成長を図るため、サービスの改善やユーザビリティの向上に努めています。また、BtoBサブスクなど新たな顧客セグメントへのサービス提供を推進し、収益拡大を目指しています。
新規事業の創出も重要視しており、顧客の潜在的なニーズを捉え、新たな収益源を開拓することで事業規模の拡大を図っています。他企業との業務提携やM&Aも視野に入れ、事業展開を加速させています。
技術革新への対応も重視し、最新技術を迅速にサービスに反映させることで競争力を維持しています。人材の拡充と能力向上も重要課題とし、積極的な採用活動や教育研修制度の充実を図っています。
情報管理体制の強化も進めており、機密情報の適切な管理を徹底しています。プライバシーマークやISMS認証を取得し、情報資産の保護に努めています。内部管理体制の強化も図り、コンプライアンスとガバナンスの徹底を進めています。