ハイブリッドワーク特需を掴んだ「オカムラ」中計2025で“需要創出企業”への転換を目指す

オカムラ

オフィス家具大手のオカムラが、創業から80年以上を経て大きな転換期を迎えています。コロナ禍を経て定着したハイブリッドワーク(在宅と出社の併用)は、オフィスに対する企業ニーズを一変させました。

それによって社員が「進んで行きたくなる場」へとオフィス空間を刷新する需要が高まりました。オカムラはその特需を確実に捉え、過去最高益を連続更新しています。そんな同社は「中期経営計画2025」において、単なる需要対応型から“需要創出型企業”への飛躍を掲げています。

オカムラの戦略は決して場当たり的なものではありません。その来歴を紐解くと、創意工夫で新市場を切り拓き、事業構造を変革してきた長い歴史が浮かび上がってきます。

オフィス家具のみならず店舗什器や物流システムまで、多角化と技術革新を重ねて培ってきた総合力こそが、同社の成長を支えています。中計2025ではDX(デジタルトランスフォーメーション)や海外展開、多品種変量生産体制の強化に500億円規模の投資枠を充て、次の成長エンジンを作る狙い。今回の記事では、そんな同社の戦略について紹介します。

一時は航空機、自動車の開発にも関与

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