【2016年9月期】オープンハウスの事業と業績内訳
オープンハウスグループ

2016年9月期のオープンハウスの売上高は2472億円、経常利益291億円。

事業セグメントは「仲介事業」「戸建事業」「アサカワホーム」「マンション事業」「流動化事業」「その他」の6つ。

仲介事業

東京渋谷区の渋谷営業センターにて事業を開始し、城南地区(世田谷、渋谷、大田、目黒、品川、港の6区)を主なマーケットとしてOHD(オープンハウス・デベロップメント)及び他社が開発・分譲する新築一戸建て住宅を中心とした売買仲介事業を展開してきた。

現在は東京都、神奈川県川崎市、横浜市で18店舗の営業センターを展開。

戸建事業

現在の主要な事業。OHDが新築一戸建て住宅などの開発・分譲を担い、仲介事業とともに「製販一体型」の事業を展開。事業用地の取得から企画・設計・販売・仲介まで、施工の一部を除きグループ内で完結できる。

OHDが提供する住宅の特徴は、通勤に便利な都心部を中心に3階建の新築一戸建て住宅をメインとしていること。

事業面の特徴は、エリア特性に応じて建物を完成させてから引き渡す「建売」と、土地代金の決済後に建物を立てる「売建」を組み合わせ、資金効率を高めている点。

アサカワホーム

アサカワホームは首都圏で、建築請負を主力事業にすえ、「ローコスト・ハイクオリティ」をポリシーとしてきた。2015年1月にオープンハウスの子会社となった。

今後、OHD向けの建築請負棟数を増加させることにより、戸建供給棟数は大幅に増加することが見込まれ、さらなるコストダウンに取り組む。

マンション事業

OHDが新築マンションの開発・分譲を行う。都心部で立地を重視しつつ、ファミリータイプに加え、単身者向け、二人世帯をターゲットとしたコンパクトタイプのマンションにも積極的に取り組む。

今後も、モデルルームや販売促進物などは必要最小限にとどめ、コスト管理の徹底を図るとしている。

流動化事業

OHDとOHREMにて国内収益不動産などの取得・運用・販売などを行なっている。

セグメント別売上高

売上高2472億円のうち、戸建事業が1196億円を売り上げ、全体の48%ほどを占めている。続いて流動化事業が728億円(29%)、アサカワホーム事業が312億円(13%)、マンション事業が190億円(8%)。

さらに、戸建事業の内訳。

1196億円のうち、新築一戸建て住宅分譲が557億円、土地分譲が521億円、建築請負が115億円。