ワークマン土屋哲雄専務インタビュー「第2のデータ経営で世界トップ10へ」
ワークマン

2022年2月22日、ワークマンが「キャンプギア&春夏新製品」の発表会を行った。これまで作業服を軸に、アウトドアウェアやスポーツウェア、女性服といった衣料品へとジャンルを広げてきたが、テントなどの「キャンプギア」という新機軸を立ち上げる

同社専務の土屋哲雄氏は、会場で「ワークマンの新しい挑戦は“遊び”」と語った。キャンプギアは、これまでワークマンが取り扱ってきた工具と同一メーカーの商品であり、全くの新規開拓というわけでもないという。キャンプギアの販売額は、初年度だけで40億円を見込む。

コロナ禍において、アパレル業界は壊滅的な状況に陥った。最近では、昨年末に米カジュアル大手のEddie Bauerが事実上の日本撤退。米ファストファッション大手のAbercrombie & Fitchも海外からの撤退を進めている。

そんな中でワークマンは、8日に発表した2021年4-12月期決算で、チェーン全店売上高1,260億円(前年比7.0%増)、営業総収入918億円(前年比10.4%増)、営業利益226億円(同12.2%増)と安定した成長を見せた。2020年に参入した「#ワークマン女子」のような、一般向け商材の好調が大きな理由だ。 

しかし、こうした新業態を始めたことによる課題も生まれている。ワークマンは社員にExcelを学ばせ、全員がデータ分析を行って業務改善する「Excel経営」を行ってきた。ワークマンの急成長はこのデータ経営が土台になっているが、ここに来て新規事業を仕掛けてきた土屋氏は「Excel経営は限界」と語る。そして、“第2のデータ経営”へと舵を切った。

今回、土屋氏にインタビューを敢行し、第2のデータ経営と、次の成長戦略を語ってもらった。 

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