世界人口の95%に50m秒で到達!後発CDN「クラウドフレア」創業史
今回は、コンテンツデリバリーネットワークを運営する「クラウドフレア(Cloudflare)」について改めて特集する。
Webサイト運営者の多くにとってクラウドフレアは言わずと知れた存在だ。コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)として導入することで、サイトの高速化に寄与する。
一方では機械的なアクセスを撃退し、DDoS攻撃を阻止するなどセキュリティ面の効果も見込める。そのネットワークは世界100か国以上に張り巡らされ、世界人口の95%へ50ミリ秒以内に到達できるという。
売上高は大きく拡大を続け、2021年には6.5億ドルに迫る見込みだ。スタートアップから大企業まで、Webサイトを運営する多くの事業者が頼る存在となった。
業界では著名のクラウドフレアだが、その創業ストーリーは広く知られているとは言えない。そこには二人のビジネスパーソン、そして一人の天才エンジニアの人生があった。