日本電産 1Q21決算:減収響くもコスト改革で増益!EV時代の覇権狙い虎視眈々
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日本を代表する総合モーターメーカー「日本電産」が2021年3月期1Q決算を発表しました。

2020年4-6月の3ヶ月間における売上高は3,369億円(6.6%減)、営業損益は281億円(1.7%増)で減収増益となりました。

四半期ごとの推移を見てみると、売上高については減少トレンドが続いています。前四半期から10.2%減。一方で、営業損益は前四半期比80.5%増。大幅減益からV字回復を果たしました。

上半期の業績予想に対する1Qの進捗をみると、売上高は48.1%、営業利益では51.1%。足元については、比較的想定通りな状況となっているようです。

新型コロナウイルスの感染拡大は、国内外の製造業にも深刻な影響をもたらしました。こうした特別な状況を、創業者たる永守氏はどう舵取りしていくのでしょうか。決算報告の内容について、一つずつチェックしていきましょう。

自動車産業から大ダメージ

まずはじめに、製品グループ別の売上高について確認しましょう。最もダメージを受けたのは、自動車用モーターなどを扱う「車載」事業。

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