成功の秘訣は"健全な、いかがわしさ"! 逆風の居酒屋市場で20年連続の売上成長「HUB」
気温が上がり始め、ビールが美味しくなる季節まであと一歩のところとなりました。
今回はおしゃれな雰囲気でお酒が飲める「HUB」(証券番号:3030)について取り上げます。
HUBのルーツはおよそ40年前まで遡ります。
ダイエーの創業者であった中内氏がイギリスのバーに訪問し、雰囲気の良さと安価なお酒に感銘を受けて1980年に神戸市でハブが設立。(同年には六本木でも設立)「週刊誌を買う感覚でお酒が飲める」をコンセプトに経営が始まりました。
しかし、設立直後から"日本の居酒屋スタイルには合致しない"という大きな壁にぶち当たり、連続で赤字を計上。1986年には倒産・清算をして、キャプテンクックに事業を継承しています。
ところが、1998年に再度ダイエーが全株式を買収して再起。2006年には大阪のヘラクレス市場(現:JASDAQ市場)に上場するまで成長をしました。
1992年をピークに縮小する居酒屋・ビアホール市場。2017年には1.01兆円の市場規模となっています。
その状況とは裏腹に1999年から20年連続の増収をし、2019年には115.5億円の売上。
20年連続増収のカラクリはHUB創業当時からの"中内イズム"にありました。
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・ヒットの秘訣は〇〇を作ることにあり
・中内イズムは〇〇の名前に継承
・時価総額〇〇億円
・2019年には〇〇に出店