意外と知らない英国風パブ「HUB」の設立経緯と極めて保守的な経営方針
今回は英国風パブ「HUB」を展開する(株)ハブについて調べます。
始まりは1980年、ダイエー創業者の中内功氏がイギリスを訪問したときにさかのぼります。
中内氏は英国PUB文化に感動し、日本で広めたいとの想いからダイエーの100%子会社「ハブ」を設立。
1986年には旧ハブを解散し、キャプテンクックに事業を継承したのち、1989年には居酒屋事業者の「りきしゃまん」に営業譲渡。
1997年に「HUB池袋東口店」をオープンすると、現在のHUBの原型を確立します。
1998年には再び設立されたダイエーグループの新子会社「ハブ」に事業譲渡されます。
2002年に加ト吉グループ(現・テーブルマーク)の連結子会社になると、2006年には大阪ヘラクレスに株式を上場(のちにジャスダックに統合)。
2010年にはロイヤルホールディングスが親会社になり、2017年2月に東証二部、12月には東証一部への市場変更を果たしています。
業績推移を見ると、安定して利益を出しながら、着実に売上を伸ばしていることがわかります。
今回はハブの事業上の特色や、決算数値について過去7年分を整理していきたいと思います。
まずはハブの事業内容について見ていきます。