企業向けPR「Enjin」が上場へ:KENJA GLOBALのPR動画制作など展開
法人・経営者向けのPRサービスなどを手がける「Enjin」が東証マザーズへの新規上場を承認された。上場は6月18日を予定している。
2020年5月期の売上高は15.3億円。経常利益は3.1億円に拡大した。今期は3Q累計で売上・経常利益ともに前年通期を上回っている。
Enjinは創業15年の独立系PR会社だ。中小企業経営者をターゲットとしたPR支援が主な事業だが、足元ではそのネットワークを活かした「継続課金ビジネス」に向けた野心を見せる。
彼らの事業は、特定領域での顧客ネットワークを有する既存企業がプラットフォーム型事業を立ち上げる事例の一つとして参考になりそうだ。果たしてどういうものか、開示された資料を中心に整理しよう。
創業者の本田 幸大氏は1979年生まれ。20代半ばだった2004年、矢動丸プロジェクトに入社した。テレビ番組「賢者の選択」の企画運営などを手がける広告代理店だ。