大手コンビニ3社決算:セブンイレブンのみ既存店回復、各社で分かれる対応戦略
ローソン 関連資料

今週、セブン&アイ・ホールディングスとローソン、ファミリーマートの3社が2020年3〜8月期決算を発表した。コンビニ各社ともコロナ禍における影響が続いている。

セブン&アイ・ホールディングスは2020年6〜8月期の営業収益が1.4兆円。前年比18.7%の減収となり、3〜5月期よりも下げ幅を拡大した。

反対にファミリーマートは1,239億円(前年比6.5%減)、ローソンは1,675億円(同12%減)と、下げ幅を改善している。セブン&アイHDについてもコンビニ事業は改善したが、百貨店その他がグループ全体の業績を押し下げた状況だ。

上半期のチェーン全店売上高を比べると、国内セブンイレブンが2.45兆円(前年比3.4%減)で圧倒的首位。ファミリーマートは1.36兆円(同10.5%減)、ローソンは1.09兆円(同9.2%減)と差を広げている。

どのグループも大きな影響を受けているが、それぞれが取っている対応策は異なる。それを一つずつチェックしていこう。

セブン&アイHD:既存店回復、コスト改革進む

セブン-イレブン・ジャパンはコンビニ3社の中で唯一、売上が完全に復調した。

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