先日スターバックス・コーポレーションの決算が発表されました。
日本人にも馴染み深いスタバですが実際のところどのような経営を行っているのでしょうか。今回は財務的な観点から分析していきたいと思います。
まずは簡単なスタバの歴史から見ていきましょう。
スターバックスは1971年にThe University of San Franciscoで出会った3人によって創業されました。創業時はシアトルから始まり創業役5年後からはPike Placeというシアトルでは有名は市場に場所を移します。
1987年には元の経営者が現在の CEOであるHoward Schultzに事業を売却し、その後Schultzは米国内・カナダと事業拡大を試みます。
1992年にはIPOを行い公開企業に。1996年には日本へ進出し、その後はメキシコなど海外展開を加速させます。
2017年10月24日現在の地域別のスタバの店舗数を見るとアメリカとカナダで全体の6割強を占めています。一方日本では1191店舗で全体の5%程度です。
少し意外なところはオーストラリアは23店舗しかないということです。オーストラリア人の友達数人に聞いてみたところ個人経営で良質なカフェが多いことが理由なのではないかとのことでした。
直近4年間の売上高です。2017年期は17650millionで前年度と比較して5%の成長です。
営業利益率に関しては20%前後をキープしており非常に素晴らしい利益率であると言えます。どのようなコスト構造でこの営業利益率を出しているんでしょうか。
コスト構造も見てみましょう。
Cost of sales(売上原価)及びStore operating expenses(店舗営業費用)で役8割強を占めていることから商品と店舗に大きくコストをかけており、それ以外の無駄な費用がかかってないように受け取れるデータですね。スタバの商品の質や店舗の内装、雰囲気などを考えれば納得できるデータです。
最後に売上高の地域別割合です!!
やはり店舗数から考えれば当然のことですがアメリカが約75%を占めています。
いかがでしたでしょうか。個人的にはもう少し海外売上の割合が高いと思っていたんですけどアメリカに依存してる部分が多いですね。データをグラフして目で見ることで初めてわかることが沢山あるので非常に興味深いです!!!