コンテンツクラウド「Box」が成長加速、この市況でも株価堅調
クラウドストレージ企業「Box」(NYSE: BOX)に対する株式市場の評価が変わりつつある。
2015年に上場したBoxは、2018年から2020年初めにかけて株価が半分以下に落ち込む低迷期にあった。2020年も7月以降は軟調。「巣ごもり特需」が取り沙汰された市場で、地味な動きだったと言わざるを得ない。
ところが2021年に入ってから、Boxの株価は上昇が続いている。「グロース銘柄」の評価が大きく切り下げられた2021年末以降においても、株価は崩れなかった。
その背景を紐解くと、Boxが確立した独自のポジショニングが見えてくる。今回の記事では、同社の近況や成長戦略について、Dropboxとの対比を交えつつご紹介する。