ハワード・シュルツがCEOに復帰「スターバックス」Web3導入も見据えた構想とは
大手カフェチェーンの米スターバックスが、一つの転換点を迎えている。店舗では労組組成の機運が高まり、実質的創業者ハワード・シュルツは暫定CEOに復帰した。
米国を中心とした業績は、最悪の状況を脱した。中国ではロックダウンの影響が大きいが、米国の既存店売上高は前年比二桁増。米国でドライブスルーやモバイル注文&決済が占める割合は70%を超えた。
シュルツが掲げるのは「次なるスターバックスを再設計する」こと。決算会見では会社に対する「愛と責任」を語り、いわばキャリアの集大成としてスターバックスという会社にテコ入れするようだ。
その中には「Web3」の活用、より具体的にはNFTを使って世界的なデジタルコミュニティを作るといった、かなりアグレッシブな構想もある。
今回の記事では、ハワード・シュルツを中心とした経営メンバーがスターバックスをどのように変えていこうとしているのか、足元業績を参照しながらまとめる。