「ホテル?trivago」のCMでも有名なtrivago。
出典:YouTubeより
trivagoは2005年にドイツで設立されたホテル予約のメタサーチサービス(予約サイトを比較する的な)で、2012年にOTAのExpediaに買収されました。そして、2016年12月にNasdaqに上場しました。
そのtrivagoの2Q決算が発表されました。
まず、売上と営業利益とEBITDAを見て見ます。
売上は2.98億ユーロ(前年同期比67%増)、営業損失は0.03億ユーロ(前年同期比94%減)、EBITDAは0.03億ユーロ(前年同期比39%増)となっています。
ここで、営業損失となっている理由を探るべくコスト構造を見て見ます。
すると、Technology and contentが前年同期比で43%減、General and administrativeが前年同期比で62%減となっていますが、Selling and marketingが前年同期比60%増の2.75億ユーロとなっています。
このSelling and Marketing(以下は広告宣伝費)は、アメリカに9940万ユーロ(前年同期比63%増)・ヨーロッパに9730万ユーロ(前年同期比60%増)・その他地域に6340万ユーロ(前年同期比124%増)が使われており、そのほとんどがTVCMに使われています。
TVCMに使われているのは、創業者が検索エンジンからのトラフィックは危険だと考えており、ブランド構築に力を入れているためです。
次に、地域別に見ていきます。
アメリカが67%増(広告宣伝費が63%増)・ヨーロッパが45%増(広告宣伝費が60%増)、その他地域が137%増(広告宣伝費124%増)と、広告宣伝費の増加分以上の成長をアメリカとその他地域では達成しています。
次に、trivagoがどこから流入してきたかを見て見ます。
ブランドの強さがわかります。
次に、BtoBについて見て見ます。
最後に、EBITDAを見て見ます。