楽天 1Q決算:EC追い風もMNO事業への先行投資重く、営業赤字に
楽天グループ

オンライン・マーケットプレイスなどを展開する「楽天」が1Q決算を発表しました。

売上収益は3,314億円(前年比+18.2%)、営業損失は△240.5億円。増収は続いていますが、赤字となりました。

売上構成をみると、3つの部門がしっかり拡大しています。モバイル事業は売上392億円、前年比+55%の拡大。

利益構成をみると、土台である「インターネットサービス」の利益が大変動。

前年1Qはライドシェアリングサービスを手掛ける「Lyft」が2019年3月に上場、莫大な含み益が算入されました。

しかし現在、株式市況の急落で投資事業にはマイナスに働きました。モバイル事業への先行投資もかさみ、△318億円と大きな赤字を出しています。

巣篭もり需要によるEコマース事業に追い風は吹きつつも、新規事業への大胆な投資もあって市場からの評価は分かれそうな楽天。

足元でどんな状況にあるか、決算報告の内容を整理してみましょう。

流通額成長も、物流投資などで利益は減少

まず確認したいのは、土台となる「国内EC事業」の概況です。

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