おはようございます。 トランプ大統領が1日、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税、中国からの輸入品に10%の追加関税を4日から課すよう3本の大統領令に署名しました。不法移民や薬物の流入を「緊急事態」と定めてのことです。カナダから輸入するエネルギー資源などの関税は10%に設定されているものの、米国との間で経済的な溝が深まりそうです。
開示資料より作成
電気自動車メーカーのテスラが2025年1月29日、2024年本決算を発表。売上高は前年比1%増の977億ドル、営業利益は同20%減の71億ドルという結果に終わった。
テスラにとっては厳しい一年だった。株価も年の前半は低迷したが、その後は上向いた。現在の時価総額は1.2兆ドルを超え、株価収益率は100倍以上。売上横ばいで減益が続いている会社としては大した評価である。
当然そこには、今後に向けた成長期待がある。「2024年は新モデルの量産やAIインフラなどに多大な投資を行った」と経営陣は強調。車両単価を引き下げて、さらなる顧客層への販売を目論んでいる。
それ以上に市場の期待を押し上げているのがイーロン・マスクCEOの「大言壮語」だ。これまでの実績もあるが、口先ひとつで会社の企業価値を支えていると言っても過言ではない。
メタ・プラットフォームズが1月29日、2024年本決算を発表。年間売上高は1,645億ドル(前年比22%増)、営業利益694億ドル(同48%増)で着地した。
同社にとっては二年連続で大きな躍進の一年となった。株式市場での評価もうなぎのぼりで、時価総額は1.7兆ドルに到達。それでいて株価収益率は30倍を少し上回る程度とまずまずの水準だ。
今では33億人もの人たちが、メタ社のプロダクトのうち少なくとも一つ以上を毎日利用している。ザッカーバーグCEOは「2025年は大きな年になる」と、今後についても期待をのぞかせた。取り組んできた長期的な打ち手が、年内には明瞭さを増すという。
リカバリーウェア『BAKUNE』シリーズなどを手がけるTENTIALが1月23日、東証グロース市場への新規上場を承認された。上場は2月28日を予定している。
創業者の中西裕太郎氏は1994年生まれで、プロサッカー選手を目指した高校時代に病気で夢を絶たれた原体験から起業を志した。2014年にインフラトップ、2016年にはリクルートキャリアへ入社し、2018年にTENTIALを設立している。
当初はスポーツメディア事業「SPOSHIRU」を手がけ、2020年までに累計1,000万PVを集めた。2019年にはD2C事業へと参入、初の自社商品となるインソール『TENTIAL ZERO』を発売した。
2021年にはリカバリーウェア『BAKUNE』の一般医療機器認証を取得。同年にコンフォートテックウェア『MIGARU』も発売した。控えめなJカーブを描きながら拡大し、2025年1月期の売上予想は120億円に迫る。
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