テスラ2024年本決算:売上横ばい着地でも投資家の期待は大。マスクCEOの大言壮語も炸裂
電気自動車メーカーのテスラが2025年1月29日、2024年本決算を発表。売上高は前年比1%増の977億ドル、営業利益は同20%減の71億ドルという結果に終わった。
テスラにとっては厳しい一年だった。株価も年の前半は低迷したが、その後は上向いた。現在の時価総額は1.2兆ドルを超え、株価収益率は100倍以上。売上横ばいで減益が続いている会社としては大した評価である。
当然そこには、今後に向けた成長期待がある。「2024年は新モデルの量産やAIインフラなどに多大な投資を行った」と経営陣は強調。車両単価を引き下げて、さらなる顧客層への販売を目論んでいる。
それ以上に市場の期待を押し上げているのがイーロン・マスクCEOの「大言壮語」だ。これまでの実績もあるが、口先ひとつで会社の企業価値を支えていると言っても過言ではない。果たして同社はどのような状況にあるのか、今回もマスク氏の発言とともに紹介したい。