事業内容
エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートは、Webシステム構築基盤の提供を主軸に事業を展開しています。同社の主要製品である「intra-mart」は、Webシステム構築のためのミドルウェアであり、生産性向上とコスト削減を目的としています。この製品は、オープンソースソフトウェアの利用による低価格化、高い開発生産性を実現するツール群の提供、日本企業の商習慣に適合したワークフローや業務アプリケーション群の充実を特長としています。
同社は、ソフトウェア事業として「intra-mart」の開発・販売及び保守業務を行い、またサービス事業として「intra-mart」を利用したWebシステム構築に関するコンサルティング、システム開発、教育研修を提供しています。特に、ソフトウェア事業では「IAP」と呼ばれる基盤製品と、それを利用して開発された「intra-mart アプリケーションシリーズ」を中心に展開しており、これらはWebアプリケーション開発に必要な業務コンポーネントやフレームワークを提供します。
販売方法には、特約店パートナを通じた間接販売と、同社グループによる直接販売があります。特約店パートナとの協業を重視し、技術研修や営業研修を通じて支援を行っています。また、サービス事業では、Webシステム構築の計画段階からシステム全体のチューニングまで、幅広いコンサルティング業務を提供し、システム開発会社やエンドユーザのニーズに応えています。
エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートは、その製品とサービスを通じて、IT投資の効率化と業績向上に貢献している企業です。
経営方針
エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートは、Webシステム構築基盤の提供を核とし、その主要製品「intra-mart」を通じて生産性向上とコスト削減を目指しています。同社は、ソフトウェア事業とサービス事業の二軸で事業を展開し、特に「intra-mart」の開発・販売及び保守業務に注力しています。
同社の成長戦略は、2022年から2025年にかけての中期経営計画に基づき、「顧客のビジネス変革を企画・実行・成果創出まで支援できるグローバルDXパートナーの実現」を目指しています。この計画の下、クラウドやサブスクリプションへの転換、アジャイル開発と内製化の推進、業務プロセス改善コンサルティングからシステム開発、保守までのサポート強化、そして業務アプリケーションの市場拡大に注力しています。
2023年度には、従来のパートナーを通じたソフトウェア販売、システム開発・コンサルティングに加え、エンドユーザーにSaaSソリューションを提供する新たなビジネスモデルを確立しました。SaaSビジネスの専門組織を新設し、ノウハウの蓄積と事業運営の円滑化を図っています。また、サブスクリプション型への本格的な転換やSaaSビジネス推進のための施策を強化しています。
エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートは、これらの戦略を通じて、不透明な経営環境の中でも顧客のビジネス変革を支援し、IT投資の効率化と業績向上に貢献することを目指しています。