アイフリークモバイル【3845】 スタンダード(内国株式)

携帯電話やスマートフォン向けコンテンツの企画開発・配信、ウェブコンテンツ制作やシステム開発の受託、派遣事業を展開。

アイフリークモバイル【3845】 スタンダード(内国株式)

携帯電話やスマートフォン向けコンテンツの企画開発・配信、ウェブコンテンツ制作やシステム開発の受託、派遣事業を展開。

事業内容

アイフリークモバイルとその子会社、アイフリークスマイルズは、主に2つの事業セグメントを展開しています。第一に「コンテンツ事業」があり、これは携帯電話やスマートフォン向けのコンテンツの企画開発及び配信を行うものです。同社は、NTTドコモなどの通信キャリアやApple Inc.、Google Inc.などのプラットフォーマーと取引を行い、デジタルコンテンツを提供しています。具体的なサービスとしては、親子間のコミュニケーションを促進する電子絵本アプリ「森のえほん館」や語学学習アプリ「なないろえほんの国」、知育アプリ「あそびタッチ」や「九九のトライ」などがあります。また、YouTubeチャンネル「Popo Kids(ポポキッズ)」を運営し、絵本動画を配信しています。

第二の事業セグメントは「コンテンツクリエイターサービス事業」で、ウェブコンテンツ制作やシステム開発の受託事業、人材派遣事業を行っています。同社は、ソフトウェアやシステム開発、インフラ構築、デザイン制作などのサービスを提供し、IT人材の需要拡大に伴い、ブロックチェーン、セキュリティ、AI、RPA、IoTなどの分野に注力しています。

アイフリークモバイルグループは、デジタルコンテンツの提供とITサービスの提供を通じて、多様なニーズに応える事業展開を行っており、特にデジタルコンテンツの分野では、個人クリエイターとのネットワーク「CREPOS(クリポス)」を通じて、豊富なコンテンツを迅速かつ低コストで提供しています。また、チャットとウォレットアプリ「Challet」の提供を通じて、ビジネスコミュニケーションの効率化にも貢献しています。

経営方針

アイフリークモバイルは、経営の透明性向上とコンプライアンスを重視し、経営環境の変化に迅速かつ柔軟に対応できる組織体制の構築を目指しています。同社は、企業倫理の徹底と組織改革を継続的に実施し、経営責任の明確化と効率性の向上を通じて社会的責任を果たすことを経営方針としています。重要な経営指標として営業利益を掲げ、持続的な向上を目指す一方で、新規事業への積極的な投資と経営基盤の強化を不可欠と考えています。

今後の見通しについては、新型コロナウイルス感染症の影響やウクライナ情勢の長期化など、経済環境の不透明性が続く中、事業・組織体制を強化しながら事業を進める方針です。コンテンツ事業では、BtoC事業の成長を継続するために、子ども向けアプリの利用機会を増やすBtoB事業への注力を計画しています。また、コンテンツクリエイターサービス(CCS)事業では、技術力の強化と協業先の開拓に努めることで、収益性と成長性の確保を目指しています。

対処すべき課題としては、コンテンツ事業ではユーザー数の拡大と継続利用促進、デジタルコンテンツ資産の有効活用、顧客満足度の向上、新技術への対応、システムの安定的な稼動が挙げられます。CCS事業では、人材の確保とサポート体制の充実、営業体制の強化、技術力の強化、機密情報及び個人情報の漏洩リスクへの対応が課題とされています。これらの課題に対処することで、アイフリークモバイルは持続的な成長を目指しています。