WASHハウス【6537】 グロース(内国株式)

コインランドリー事業とファイナンス事業を展開、特に「WASHハウス」ブランドでのコインランドリー運営、FCパッケージ販売、店舗管理サービス提供に注力。

WASHハウス【6537】 グロース(内国株式)

コインランドリー事業とファイナンス事業を展開、特に「WASHハウス」ブランドでのコインランドリー運営、FCパッケージ販売、店舗管理サービス提供に注力。

事業内容

WASHハウスは、コインランドリー事業とファイナンス事業の二つの主要な事業セグメントを展開しています。同社グループは、WASHハウスおよび連結子会社4社で構成されており、コインランドリーの企画、開発、運営、システムの提供を行っています。特にコインランドリー事業は、同社の主要な事業として位置づけられており、他の事業セグメントに比べて重要性が高いです。

WASHハウスのコインランドリー事業は、従来のコインランドリーとは異なり、出店後の店舗管理も同社が行うことで、FCオーナーに代わり店舗利用者に快適なサービスを提供し続けることを目指しています。FC部門では、出店候補地の選定から店舗の設計、内装工事、機器の設置までをパッケージ化した「WASHハウスコインランドリーシステム一式」を販売し、オープンに際しての広告やFC加盟金も受領しています。

店舗運営部門では、FC店舗、直営店舗を問わず、全店舗の管理運営を行っており、店舗の「安心・安全・清潔」を維持するための様々なサービスを提供しています。これにより、FCオーナーは店舗管理の業務から解放され、初期投資コストを負担することで複数の店舗を保有し、収益変動リスクを低減することが可能です。

WASHハウスの店舗は、「暗い・汚い・怖い」という従来のコインランドリーのイメージを払拭し、「安心・安全・清潔」な店舗を統一ブランドで提供しています。特に、大物洗いやスニーカーの洗濯・乾燥が可能な機器の提供や、24時間管理カメラでのモニタリング、IoT型ランドリー機器の導入によるリアルタイムサポートなど、消費者のニーズに応えるサービスを展開しています。また、店舗の清潔さを維持するために、毎日の清掃や機器のメンテナンスを徹底しています。

特集記事

経営方針

WASHハウスは、コインランドリー事業を中心に、ファイナンス事業も展開している企業です。同社は、顧客の立場で考えることを企業理念とし、FC店舗数に比例する店舗管理収入による安定した経営基盤の構築を基本方針としています。中長期的な経営戦略として、FC店舗の加速度的な増加に加え、洗剤の自社製造を含むコインランドリー周辺事業や関連事業への進出を計画しており、新規事業とストックビジネスの融合による事業規模の拡大と収益性の向上を目指しています。

同社は、コインランドリー業界の競争激化に対応するため、新規出店に向けた現地調査やFCオーナーへの訪問面談を積極的に行っています。また、「安心、安全、清潔」な店舗の提供を目指し、出店地域の特性に応じた店舗フォーマットの開発や修正に取り組んでいます。さらに、投資回収期間の短縮や資金調達の容易化を実現する「WASHハウスパッケージ」の開発により、店舗網の拡大に貢献しています。

WASHハウスアプリの開発やメディア事業部の創設による広告事業のスタートなど、コインランドリー周辺事業や関連事業の拡大も進めており、これらの取り組みにより収益構造の改善が進んでいます。同社は、長期的な目標として「洗濯を無料で提供する」ことを掲げ、コインランドリー事業プラットフォームの強化を積極的に推進しています。

これらの戦略により、WASHハウスは、コインランドリー業界におけるデファクトスタンダードの構築を目指し、店舗売上の維持向上、人材の確保と育成、経営管理体制の強化など、今後の事業展開における主要な課題に取り組んでいく方針です。