事業内容
システム ディとその子会社である㈱シンク、中村牧場㈱から成るシステム ディグループは、主に二つの事業セグメントに分かれています。第一のセグメントはソフトウェア事業で、業種特化や業務特化のパッケージソフトウェアの自社開発と提供を行っています。このセグメントでは、学園トータルシステム『キャンパスプラン』シリーズ、スポーツ・健康関連施設向けの『Hello』シリーズ、公立小中高校向け『School Engine』、地方公会計パッケージ『PPP(トリプル・ピー) Ver.5 新統一基準対応版』、保険薬局向けレセコンシステム『GOHL2』『OKISS』など、多岐にわたる業種に特化した製品を提供しています。これらの製品は、学園、ウェルネス施設、公立学校、自治体、調剤薬局店舗などで広く利用されており、『規程管理システム』や『契約書作成・管理システム』といった業務支援ソフトも提供しています。
システム ディグループは、これらのソフトウェア製品に加えて、ライセンス料、カスタマイズ、導入支援、サポートサービス、関連ハードウェアや他社商材の販売など、ユーザーのニーズに応じた包括的なサービスを提供しています。提供方法は、オンプレミス型またはクラウド型のどちらかを選択できます。
第二のセグメントはその他事業で、コンサルティング、テナント賃貸、広報宣伝の企画・制作などを手がけています。これにより、システム ディグループはソフトウェア開発だけでなく、多角的なビジネスモデルを展開していることがわかります。
経営方針
システム ディは、情報社会の急速な変化に対応し、付加価値の高い情報とソリューションを提供することで、豊かで創造的な情報社会の実現を目指しています。同社は、ユーザ志向と顧客優先の姿勢、パッケージソフトによる最適なソリューションの提供、特定業種・業務ソフトウェアにおける業界No.1を目指すという三つの基本方針に立脚して事業展開を進めています。
中長期的な経営戦略として、システム ディグループは業種・業務に特化したパッケージソフトを核に、新規及び追加のシステム提案によるフロービジネスの拡大と、サポート及びクラウドサービス提供による安定的なストックビジネスの展開を推進しています。これにより、市場シェアの拡大とストック収入の充実を図り、持続的な成長を目指しています。
また、同社は、新型コロナウイルス感染拡大の影響や気候変動に伴う自然災害などの不安定な状況下でも、持続的な成長を可能にするビジネス体制の構築を重要視しています。これには、サポート及びクラウドサービス提供による収入の増加や、攻めの営業戦略によるユーザ数の増加が含まれます。
さらに、パッケージソフトウェアの継続的な開発にも注力しており、市場への訴求力を高めるために、次世代ソフトウェアの新規開発や既存ソフトウェアのバージョンアップを継続しています。これにより、ソフトウェアの機能・品質の向上を図り、業績の向上に寄与しています。
システム ディグループは、ソフトウェア事業を中心に、ライセンス料、カスタマイズ、導入支援、サポートサービスなどの包括的なサービスを提供し、多角的なビジネスモデルを展開しています。これらの戦略を通じて、同社は市場シェアの拡大、業界への影響力の高め、社会への貢献度の向上を目指しています。