トリップアドバイザー【TRIP】 NASDAQ

TripAdvisorは米国マサチューセッツ州ニードハムに本社をおくオンライン旅行メディア企業。2000年2月に現CEOスティーヴン・カウファーにより創業。2004年4月にIAC/InterActiveCorpにより買収。2005年8月にはIACがExpediaをスピンオフする際にその一部となり、2011年12月にTripAdvisorがExpediaよりスピンオフ、NASDAQ上場企業となった。

トリップアドバイザー【TRIP】 NASDAQ

TripAdvisorは米国マサチューセッツ州ニードハムに本社をおくオンライン旅行メディア企業。2000年2月に現CEOスティーヴン・カウファーにより創業。2004年4月にIAC/InterActiveCorpにより買収。2005年8月にはIACがExpediaをスピンオフする際にその一部となり、2011年12月にTripAdvisorがExpediaよりスピンオフ、NASDAQ上場企業となった。

事業内容

沿革・会社概要

TripAdvisor LLC(以下、Tripadvisor)は、オンライン旅行会社のリーディングカンパニーであり、世界中の人々が完璧な旅行を計画し、予約し、体験できるように支援することを使命としている。Tripadvisorは、豊富なコンテンツ、価格比較ツール、旅行先、宿泊施設、旅行アクティビティや体験、レストランなどのオンライン予約や関連サービスを通じて、世界最大の旅行希望者と旅行パートナーを結びつけるグローバルな旅行プラットフォームを運営している企業である。

Tripadvisorのフラッグシップブランドである『Tripadvisor』の下、Tripadvisorは2000年に米国で 「www.Tripadvisor.com」 を開始した。それ以来、『Tripadvisor』のウェブサイトのローカライズ版を世界48市場、28言語で展開している。Tripadvisorには、世界中で140万件のホテル、旅館、B&B、特殊宿泊施設、84万2,000件の賃貸物件、520万件のレストラン、120万件の旅行アクティビティや体験など、860万件の宿泊先、食事場所、楽しみ方に関する8億5,900万件のレビューや意見が掲載されている。Tripadvisorの豊富なコンテンツとエンゲージメントの高いコミュニティは、夏の旅行シーズンのピーク時である2019年第3四半期の月間平均ユニークビジター数4億6300万人となっており、月間ユニークビジター数に基づく世界最大の旅行利用者を魅了するサイトとなっている。

Tripadvisorは、フラッグシップブランドであるTripadvisorに加えて、様々なウェブサイトの下で運営されている旅行メディアブランドや事業のポートフォリオも所有・運営している。

事業内容・サービス内容

Tripadvisorのビジネスモデルは、オンラインで最高の旅行体験を発見、調査、価格比較、予約しようとする消費者の需要と、旅行宿泊施設や体験を提供する世界中の旅行パートナーからの供給をマッチングさせることである。Tripadvisorは、コンテンツ、供給、価格、利便性を提供することで、消費者が完璧な旅行を計画、予約、体験できるようにする。コンテンツとサービスの提供により、Tripadvisorは世界的に有名なブランドとなり、毎月の平均ユニークビジター数に基づいて世界最大の旅行利用者を集め、旅行商取引に大きな影響を与える企業にまで成長した。Tripadvisorは、旅行の計画と予約において最高のオンライン体験を創造することに注力して事業を展開しており、消費者が目的地や体験を調査したり、ユーザーが作成したコンテンツを読んで投稿したり、品質や価格、利便性に基づいて目的地や企業を比較したりすることが簡単にできるようにしている。空室状況、完全な予約は、Tripadvisorのトラベルパートナーが提供しているサービスとなっている。

成長戦略

Tripadvisorの成長戦略は、次のような主要戦略を追求することで、プラットフォーム上での顧客エンゲージメントを深めることで収益の増加を目指していく。

  • 旅行の計画と旅行の旅全体のコンフリクトを減らし、旅行者を喜ばせる製品を継続的に構築する。
  • Tripadvisorのプラットフォームを利用した消費者のエンゲージメントの深化(会員数の増加、モバイルアプリのエンゲージメント、全体的なリピートなどに基づいて、技術投資を行う。
  • ユーザーとサプライヤーの体験をさらに向上させるためにテクノロジーに投資する。
  • 提供する商品やサービスの数を増やすことで、旅行パートナーとTripadvisorのプラットフォームとの連携を深めていく。
  • ホテルのビジネス・ツー・ビジネス(B2B)サービス、メディア広告、体験、レストランなど、現在の幅広い旅行市場をリードし、独自の資産を活用できる特定のカテゴリーに投資し、成長させていく。
  • 技術と運営の効率性を活用する。
  • 戦略的買収を行って市場を拡大していく。

10-K(提出日:2020年2月19日)

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