事業内容
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、主にインターネットを介したオンラインゲームを中心に事業を展開しています。同社は、ガンホー・オンライン・エンターテイメントとその連結子会社17社を含む計18社で構成されています。
同社はスマートフォンゲームの企画、開発、運営、配信を行っています。代表的なゲームには「パズル&ドラゴンズ」や「Ragnarok Origin」、「ラグナロク マスターズ」、「サモンズボード」などがあります。これらのゲームは、アイテム課金を通じて収益を上げています。
また、ガンホー・オンライン・エンターテイメントは家庭用ゲーム機や携帯型ゲーム専用機向けのコンシューマゲームも手がけています。これらのゲームは、卸商社や小売店を通じて販売され、アイテム課金による収益も得ています。
さらに、同社はPCオンラインゲームの配信・運営も行っており、「ラグナロクオンライン」などが主力商品です。これらのゲームは、月額利用料やアイテム課金によって収益を上げています。
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、グローバル展開も積極的に行っています。現地の配信会社にライセンスを供与し、地域ごとのユーザー特性に合わせた配信・運営を行っています。この際、ライセンス使用料やロイヤリティを受け取っています。
その他の関係会社としては、Belleisle Japan株式会社やSON Financial合同会社があります。これらの会社は、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの事業を支える役割を果たしています。
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経営方針
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、「挑戦・創造する経営」を理念に掲げ、感動と楽しい経験を提供することを使命としています。株主や従業員、協力企業などのステークホルダーと共に、健全な遊びの文化を創造・発展させることを目指しています。
同社は、ゲームの面白さを追求し、月間アクティブユーザー(MAU)の拡大を最重要指標としています。技術の進化や市場の変化に柔軟に対応することが、長期的な収益拡大に寄与すると考えています。
中長期的な経営戦略として、ガンホーはオンラインゲーム市場の変化に積極的に対応し、新たな収益の柱を創造することを目指しています。既存の「パズドラ」などのゲームを継続的に運営しつつ、新しいキラーコンテンツの企画・開発を推進しています。
グローバルブランドの確立も重要な戦略の一つです。国内外で成長の機会を確保し、オンラインゲームの運営ノウハウを活用してブランド力を向上させ、収益機会の拡大を追求しています。
優先的に対処すべき課題として、既存価値の最大化と新規価値創造への挑戦があります。「ラグナロクオンライン」や「パズドラ」などのコンテンツ資産を多角的に活用し、ユーザーの嗜好に合ったゲーム体験を提供することで、長期的な発展を目指しています。
また、グローバル市場での成長を図るため、スマートフォンゲームやPCオンラインゲーム、家庭用ゲームのグローバル展開を進めています。質の高いゲームの提供・運営を通じて、世界中のユーザーに「ロイヤルカスタマー」となってもらうことを目指しています。
コーポレート・ガバナンスの強化も重要な課題です。ステークホルダーとの良好な関係を築き、企業価値の最大化と健全性の確保を図ることで、長期安定的な成長を遂げることを目指しています。